平井中村屋総本店、2024年9月30日閉店-江戸川区を代表する創業100年の老舗スーパー、小松川店は営業継続

東京都江戸川区平井にある老舗食品スーパー「平井中村屋総本店」が2024年9月30日をもって閉店した。

江戸川区を代表する「中村屋」のルーツとなった総本店

平井中村屋は1924年に江戸川区平井の春日町商店街で乾物屋「中村屋総本店」として創業。1946年に現在地に移転し、1952年に法人化した。
平井中村屋と経営基盤や運営体制は異なるもの、同社から派生するかたちで「松江中村屋(食賓菜館Nakamuraya)」「大島中村屋(ナカムラヤダイニング)」、テレ東系深夜ドラマの舞台として全国的に知名度を高めた「新小岩中村屋(中村屋神宮寺商店/フードストアNAKAMURAYA)」といった企業が創業するなど、江戸川区を代表する老舗食品スーパーとして地域に深く根付いている。

かつてのスーパー中村屋平井店。「IGA」加盟店の看板も。

2020年にリニューアルするも老朽化で

平井中村屋総本店は、2020年8月に内外装の全面刷新を実施したもの「建物および設備の老朽化」を理由に100年の歴史に幕をおろすこととなった。なお、同社は2009年に2号店「平井中村屋小松川店」を開店しており、小松川店は引続き営業を継続するとしている。

2020年8月にプチリニューアルした平井中村屋。

(写真は同社公式より)
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