マックスバリュエクスプレス片山津店、2023年11月24日開店-マルエー片山津プラザ跡、わずか3ヶ月でスーパー復活

石川県加賀市の片山津温泉にあるショッピングセンター「片山津プラザ」跡に、イオングループの地域子会社「マックスバリュ北陸」が展開する食品スーパー「マックスバリュ片山津店」が2023年11月24日午前9時に開店した。

長らく「マルエー」「ゲンキー」核の施設だった

片山津プラザは1991年6月に開業。建物は平屋建で店舗面積は1,238㎡。
開業当初は地場大手食品スーパー「マルエー片山津店」と地場大手ドラッグストア「ゲンキー片山津店」を核とする施設であり、マルエーは北陸地方有数の温泉街「加賀温泉郷片山津温泉」圏内という立地特性を活かした観光客向けの品揃えや橋立港直送の鮮魚を特徴としていた。
同施設は片山津を代表する大型店であったが、2015年6月にゲンキーが1km離れた郊外に増床移転したのち、生鮮食品強化型業態「ゲンキーフード&ドラッグ片山津店」としてリニューアルを実施。2022年9月にはわずか100m圏内に「ゲンキーフード&ドラッグ潮津店」として新店舗を開店したため競争力が低迷。2023年8月にはマルエーが撤退したため、片山津温泉から大型食品スーパーが消滅することとなった。

片山津温泉に大型食品スーパー復活

マックスバリュエクスプレス片山津店の建物は平屋建で売場面積は822㎡。駐車場台数111台相当を備える。
片山津店は小型食品スーパー「マックスバリュエクスプレス」業態であるが、鮮魚部門に地元水産業者「納谷水産」を導入することでマルエー時代と同様に橋立港直送の鮮度にこだわった商品を展開、デリカ部門でも店内製造による「片山津店オリジナルハンバーガー」や橋立港水揚げ甘エビを用いた唐揚げといった個性的な商品を展開する。

マックスバリュエクスプレス片山津店のイメージ。

また、冷凍商品に関してもデパ地下常連ブランド「RFFF」や「世界の山ちゃん」「博多一風堂」「吉野家」といった有名専門店によるこだわり商品、オーガニック冷凍野菜、焼肉用ホルモン、スイーツなど取り揃える。
あわせて、グループの強みを活かした「イオングループコーナー」を開設し、石川県内未進出のイオン系有機食品スーパー「ビオセボン」やコンビニ「ミニストップ」オリジナル商品を取り入れることで差別化を図るなど、県内での地盤強化としての役割を担う。

マックスバリュエクスプレス片山津店

住所:石川県加賀市潮津町ロ18
営業時間:7時~22時
※開店当日11月24日~26日は9時~22時

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