東京都渋谷区のJR恵比寿駅近くにある複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」にあった百貨店「恵比寿三越」跡に、ショッピングセンター「恵比寿ガーデンプレイスセンタープラザ」が2022年11月8日にグランドオープンする。
恵比寿ガーデンプレイスセンタープラザ。
恵比寿三越、コロナ禍で改装直後に閉店していた
恵比寿ガーデンプレイスの前身は1887年に日本ビールがヱビスビールの製造工場として開設。日本ビールはサッポロビールとなったのち工場閉鎖に伴い跡地が再開発され、1994年に恵比寿ガーデンプレイスタワー(オフィス)、恵比寿ガーデンテラス(マンション)、サッポログループ本社、三越などからなる「恵比寿ガーデンプレイス」が開業した。現在はサッポログループが所有する。
旧・恵比寿三越。
恵比寿三越は1994年10月に恵比寿ガーデンプレイスの核店舗として開業。建物は地上2階地下2階建てで、売場面積は18,318㎡。日本橋本店の分店という位置づけだった。
2017年から2019年にかけて「新・くらしの館」をコンセプトに全面改装をおこなっていたものの、コロナ禍により2021年2月に閉店していた。なお三越と同じく中核施設だった「ビヤステーション恵比寿」も2021年12月30日に閉店している。
三越跡、DCM新業態やゴールドウイン旗艦店など出店
「恵比寿ガーデンプレイスセンタープラザ」は三越跡の建物を、所有者のサッポロ不動産開発がリニューアルするもの。
センタープラザ位置図。
地下2階の食品館は2022年4月に先行開業しておりフーディーズガーデンとして「ライフ セントラルスクエア」や「カルディーコーヒーファーム」、「明治屋」などが出店していた。
リニューアルイメージ。
2022年11月8日に開業するのは残りの3フロア。おもなテナントとしてスポーツアパレル「ゴールドウイン」、ホームセンター「DCM」の体験型新業態「DCM DIY place(ディーシーエム ディーアイワイ プレイス)」、複合書店「TSUTAYA BOOK STORE」、オフィス家具「プラス」のワークスタイルショップ&ショールーム「クリアトーレ ウィズ プラス」(東日本初出店)などが出店し、25テナントが出揃う。
なかでも「ゴールドウイン」は関東最大の旗艦店となり「プレイアースキッズ」「ザ・ノース・フェイス」「ニュートラルワークス」の3ブランドを展開。また、TSUTAYAにはシェアオフィスとラウンジ両面の機能を備えもつ「SHARE LOUNGE」が併設される。
ゴールドウイン・プレイアースキッズ。
このほか、2021年3月より休館していた「YEBISU GARDEN CINEMA」11月も8日に営業を再開する。
映画館も営業再開する。
恵比寿ガーデンプレイス センタープラザ
住所:東京都渋谷区恵比寿4丁目
営業時間:10時~20時(店舗によって異なる)
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