パワースーパーピアゴ富士宮店、2021年3月31日開店-ユニーのドンキ流スーパーセンター型新業態に

静岡県富士宮市のピアゴ富士宮店跡に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のユニーが運営する総合ディスカウントストア「パワースーパーピアゴ富士宮店」が2021年3月31日に開店した。

パワースーパーピアゴ富士宮店。

富士宮のサンテラス、昨年12月にはニトリが撤退していた

パワースーパーピアゴ富士宮店は、1994年12月にユニーのショッピングセンター「サンテラス富士宮」として開業。建物は地上1階地下1階建、売場面積は5,860㎡。
核店舗の総合スーパー「ユニー富士宮店」は、2009年2月のグループ店舗ブランド再編にあわせて「ピアゴ富士宮店」に改称。2015年11月の大型家具・インテリア雑貨店「ニトリ」開店にあわせて食品中心の店舗に刷新を図った。その後、2020年12月にニトリが近隣への新築移転のため撤退、2021年3月21日には新業態への転換のためユニー直営売場を閉店していた。

富士山を見渡すことができるピアゴ富士宮店。

直営売場を従来比2倍に拡大、靴専門店や医薬品の導入も

パワースーパーピアゴ富士宮店の直営売場面積は4,420㎡(従来比2倍)。駐車台数は361台、駐輪台数は19台。
富士宮店は、ユニー初となる“食料品、衣料・住居関連品、靴などの品揃えを強化したスーパーセンター型DS”として、店舗コンセプトに「常にお買い得感がストレートに伝わる店づくり」を掲げ、直営売場を“食品量販ゾーン”、“衣料・住居関連量販ゾーン”として展開。

パワースーパーピアゴ。

食品量販ゾーンでは生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)や酒・菓子・冷凍食品・加工食品、衣料・住居関連量販ゾーンではインナーウェア・靴下などの取扱いを拡大。あわせて、新たに医薬品・化粧品・健康食品などの取扱いを開始した。
また、両ゾーンの“アウトスペース”には、シューズ専門店「Walk Away(ウォークアウェイ)」を導入。スニーカーやサンダルなどを中心に品揃えるなど、ニューファミリー層向けの品揃えを図った。

富士市3店舗と異なる“ピアゴ”活かしたリニューアルに

PPIHは富士宮市に隣接する富士市内において、2019年2月から2020年4月にかけてユニーの総合スーパー全3店舗を順次「MEGAドン・キホーテUNY」「ドン・キホーテUNY」に業態転換(UDリテールに運営移行)、2020年8月にはドンキ直営の富士店を閉店するなど、ユニーが運営する比較的大きな店舗にドンキ店舗を事実上統廃合するスキームによる店舗網の再構築を進めていた。
ピアゴ富士宮店は、地域唯一となったピアゴ屋号の店舗かつ、施設の半分ほどを占める大型テナント(ニトリ)の撤退という課題を抱えていたが、富士市内の3店舗と異なり、ドンキが得意とする圧縮陳列といったノウハウを活かしつつピアゴの屋号を維持する新業態として生まれ変わることとなった。

パワースーパーピアゴ富士宮店

住所:静岡県富士宮市東阿幸地541番地
営業時間:午前8時~午後11時

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