JR九州(福岡県福岡市博多区)は、2022年秋に開業予定の九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)武雄温泉~長崎間で導入する列車の愛称を「かもめ」とし、新たに導入される車両のコンセプトデザインを2020年10月28日に発表した。
N700S「かもめ」。
2022年秋に開業予定の長崎新幹線
九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)は、九州新幹線(鹿児島ルート)の新鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)と長崎駅(長崎県長崎市)を結ぶ整備新幹線。
このうち武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から長崎駅までの区間はフル規格で建設が進められており、2022年秋に開業する予定が発表されていた。中間駅としては、嬉野温泉、新大村、諫早の3駅(いずれも仮称)が設けられる。
愛称は「かもめ」-N700S導入、水戸岡鋭治氏デザイン
九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)で導入される車両はN700Sを6両編成に短編成化したもので、愛称は在来線で永年親しまれてきた「かもめ」。N700Sはバッテリ自走システムを搭載し、異常時においても安全な場所まで自力で走行できる。
新車両のエクステリア・インテリアデザインはJR九州の多くの車両を手掛ける水戸岡鋭治と、同氏が率いるドーンデザイン研究所がおこなった。
車内インテリアイメージ。
車内インテリアイメージ。
なお、九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)のうち新鳥栖~武雄温泉間は10月時点では未着工。
武雄温泉~長崎間の先行開業時は、武雄温泉駅に在来線特急と新幹線列車が同じホームで乗り換えできる「対面乗り換え方式」を導入する計画となっている。
(画像:JR九州)
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