沖縄県宮古島市平良の宮古空港・JTAドーム宮古島近くで沖縄地場流通最大手グループ「サンエー」が開発を進める「サンエー宮古島シティ」が、2020年7月15日に着工された。
サンエー宮古島シティ。
サンエー宮古島シティは2022年夏を目処に開業する予定で、今後工事が進められることとなる。
沖縄最大手のサンエー、「宮古島の個人商店」が前身
サンエーは1950年に個人経営の雑貨店「オリタ商店」として宮古島市(旧・平良市)で創業。現法人は1970年5月に那覇市内で総合衣料品店のチェーン展開を目的として設立されたものとなっている。
2020年現在は沖縄県内最大手の流通企業として、直営のスーパーに加え、パルコやローソン、東急ハンズ、エディオン、マツモトキヨシ、アカチャンホンポなどを合弁・FC方式により展開する。
開業延期続いていた宮古島最大級の複合商業施設
サンエーは2015年8月に宮古島市への大型ショッピングセンター(地上4階建、店舗面積約15,000㎡)出店計画を発表し、あわせて自治会との土地賃貸借契約を締結していた。
サンエー宮古島シティは開業計画の発表当初、2018年春を目処に着工、2019年秋を目処に開業する予定であったが、長らく着工に至らず、2019年には開業日を2021年6月に延期、店舗面積を12,649㎡に縮小していた。計画縮小後も「宮古島初となる1万㎡級の大型店」として開業する見通しであった。
サンエー宮古島シティ。(当初案)
計画規模を1/3ほどに「大幅縮小」
サンエーが今回発表したサンエー宮古島シティの建物は地上2階建、敷地面積29,032㎡、店舗面積は5,853㎡、延床面積は11,912㎡。市内ではイオンタウン宮古SC(8,593㎡)に次ぐ規模となる。
サンエー宮古島シティには、同社直営の総合スーパー「サンエー食品館」「サンエー衣料館」に加え、家電量販店やドラッグストア、飲食店など各種専門店が出店する予定。
同社は「宮古空港の東側に位置する「JTAドーム宮古島」の隣地であり、空港とドームとショッピングセンターが一体となったエリアとして、地元のお客様はもちろん、観光客の皆様にも喜んでいただける施設になる」とコメントしている。
サンエー宮古島シティは、計画発表当初の1/3ほどの規模となった一方で、宮古空港ターミナル周辺には大型店が極めて少ないため、開業による利便性向上が見込まれる。
サンエー宮古島シティ
住所:沖縄県宮古島市平良字下里南真久底2511番43他
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