神奈川県横浜市中区の横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅上に、複合商業ビル「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」が2020年4月23日に開業する。
KITANAKA BRICK&WHITE。
58階建て高層ビルに歴史的建造物が取り込まれる
「北仲ブリック&ホワイト」は三井不動産レジデンシャルと丸紅が「(仮称)馬車道駅直結 横浜北仲タワープロジェクト」として開発を進めてきた複合施設。地下で馬車道駅と直結される。
馬車道駅と連絡。
建物は58階建てで、高層階は「ザ・タワー横浜北仲」(総戸数 1,174戸、5 階~45 階・52 階~58 階)とサービス付き長期・
短期滞在型宿泊施設「オークウッドスイーツ横浜」(総客室数 175 室、46 階~51 階、5月開業予定)となる。
建物構成。
複合商業施設「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」は北仲ホワイト/タワー棟1~2階、北仲ブリック/BRICK North棟1~3階・BRICK South棟1~3階に展開。総店舗面積は約5,950㎡。
このうち「北仲ブリック」は1926年に建設された歴史的建造物「旧・帝蚕倉庫事務所」をリノベーションしたもの。近年はアトリエや事務所などとなっていたが、この建物も新たなビルに取り込まれている。
下層階に取り込まれた北仲ブリック。
敷地構成。
核店舗は「ビルボード」「リンコス」
北仲ブリック&ホワイトのテナントは19店舗。2階には海が見えるマリンデッキが設けられる。
2階・マリンデッキ。
大型テナントとして国内外のトップクラスのアーティストが出演する「ビルボード・ライブ」が約300席の規模で横浜に初出店するほか、コンテンポラリーダンスを中心としたパフォーミングアーツの拠点となるダンスハウス「Dance Base Yokohama(DaBY)」、マルエツの高品質スーパーマーケット「リンコス」が出店。リンコスは578㎡で、年商目標は8億6000万円。商圏内居住者やオフィスワーカーのニーズに対応した鮮度・品質ともに上質商品を揃え、生鮮・惣菜の品揃えを充実させるとしている。
「Billboard Live YOKOHAMA」。
そのほか、小規模テナントとしてコンビニ「ローソン」、海鮮・日本料理店「きじま」、フルーツパーラー「水信フルーツパーラー」、天ぷら専門店「博多天ぷら たかお」、イタリアンダイニング「UOKIN(魚金)」、肉バル・ワインダイニング「DOURAKU CORRIDA」、中国料理「盤古殿 TERRACE」、ベーカリーカフェ「JEAN FRANCOIS」、カフェ「STARBUCKS」などが出店する。
1階に設けられる「歴史広場」。
なお、感染症予防のため、4月23日から営業するのはマルエツリンコスのみとなる予定。そのほかは5月以降に順次開店する。
北仲ブリック&ホワイト
住所:神奈川県横浜市中区北仲通五丁目57番地2 北仲ブリック&ホワイト
営業時間:9:00~22:00(リンコス横浜馬車道店)
関連記事:三井アウトレットパーク横浜ベイサイド、2020年中に開業-開業延期、旧店舗を全面建替え
関連記事:ユニクロパーク横浜ベイサイド店、2020年4月13日開業-三井アウトレット隣に「屋上公園つき」ユニクロ旗艦店
関連記事:JR横浜タワー、2020年5月30日開業-ニュウマン横浜・シァル・Tジョイが進出