静岡県静岡市駿河区の家電量販店「コジマ×ビックカメラ静岡店」が2019年4月26日にリニューアルオープンする。
コジマ×ビックカメラ静岡店。
「コジマ×ユニクロ×タミヤ」のコラボ店舗、静岡に誕生
コジマ×ビックカメラ静岡店は1999年12月にコジマの静岡における旗艦店「コジマNew静岡店」として開店。2012年に行われた「ビックカメラ」との資本業務提携に伴い、2014年4月に現在の店名に改称した。店舗面積は約5,296㎡と、コジマのなかでも大型であった。
今回の大規模改装に合わせて、コジマと道を挟み営業を行う「ユニクロ 静岡国吉田店」が店舗1階に増床移転する。ビックカメラグループとユニクロのコラボは、2012年9月に開業した商業施設「ビックロ」(ビックカメラ新宿東口店)以来2店舗目となるもので、今回のコラボではマネキンを使った家電と服の展示や2社合同イベントの開催、ファッションと親和性の高い時計の新規取扱開始など、相乗効果のある商品提案を行う。
ユニクロとのコラボディスプレイ。
静岡店では、ユニクロとのコラボに加えて、静岡市に本社を置く大手模型メーカー「タミヤ」とのコラボを実施する。タミヤと家電量販店のコラボ店舗は全国初。
今回のコラボでは「コジマ×ユニクロ×タミヤ」のオリジナルデザインを施した、コジマ店舗内常設としては最大となる「本格的ロングコース」を設置、100台を超える歴代ミニ四駆の一斉展示なども行う。
本格的ロングコース。
その他、プログラミング教育やミニ四駆体験イベントなどに対応した子供向け体験・体感ブース「コジマLABO」、総合サポート窓口「くらしの相談窓口」を新設する。
コジマLABO。
家電量販店と異業種のコラボ店舗、地方に拡大なるか
コジマ×ビックカメラ静岡店の隣接地では、競合店として家電量販店「ヤマダ電機テックランド静岡国吉田店」が2005年6月から営業を続けており、2018年12月にはヤマダ電機が家具・インテリア販売を強化した「家電住まいる館YAMADA」に業態転換するなど、競争激化はますます顕著になっている。
ヤマダ電機が展開する「家電住まいる館YAMADA」業態は、2017年に同社が単独で開発を手掛けた新業態であるが、2019年2月に行われた大塚家具との資本業務提携により、両社の実質的なコラボ業態とする計画が構想段階にある。
従来、家電量販店と異業種の複合店舗は都心の大型店が中心であったが、今後は家電量販店と異業種のコラボ店舗がさらに地方にも広がる可能性もあり、家電量販店が打ち出す「サプライズコラボ」にも期待したい。
コジマ×ビックカメラ静岡店
住所:静岡県静岡市駿河区国吉田 1-1-57
営業時間:午前10時~午後9時
(リニューアル当日のみ午前9時から営業)
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