神奈川県藤沢市の藤沢駅前に位置するファッションビル「藤沢OPA」(藤沢オーパ)は、2019年3月1日から4月27日にかけてリニューアルを実施する。
追記:店名は「湘南藤沢オーパ」に変更される。
藤沢OPA。
首都圏で最も歴史のあるOPA、全館改装
藤沢OPAは、十字屋・大丸傘下の百貨店「藤沢十字屋」として1973年9月に開業。
藤沢駅周辺の百貨店としては、さいか屋に次ぎ2番目に出店したもの、江ノ電百貨店(現・小田急百貨店)や丸井といった競合店の相次ぐ進出により、店舗規模の小さい十字屋は経営悪化に陥った。そのため、1986年3月にはファッションビル「藤沢コスタ」に業態転換、1996年3月にはOPAブランド首都圏1号店となる「藤沢OPA」に全面改装していた。
生活密着型の専門店を新導入、既存店もリニューアル
藤沢OPAは地上8階地下2階建、営業面積は8,763㎡。
食品スーパー「フードウェイ」(大丸ピーコック跡)を核に、ファストファッション「UNIQLO」(ユニクロ)、紳士服店「SUIT SELECT」(スーツセレクト)、雑貨店「無印良品」、靴量販店「ABCマート」、CD・DVDショップ「タワーレコード」、スポーツ用品店「ムラサキスポーツ」、100円ショップ「Seria」などが約60店舗が入居する。
藤沢OPAはリニューアルコンセプトに「SHONAN DAIRY LIFE」を掲げ、低層階を中心に住友商事系のドラッグストア「Tomod’s」(トモズ)やカードゲーム専門店「ホビーステーション」、米国カリフォルニア発のハンバーガーチェーン「カールスジュニア」、サントリーグループのカフェ「PRONTO」(プロント)など6店舗を新たに導入する。
既存店でもワールドの婦人服店「index」が新たなファッションブランド「OPAQUE.CLIP」を導入するなど、約20店舗でリニューアルが行われるほか、館内に設置されている「OPA」ロゴマークの一部が新しいロゴへと変更されている。
藤沢OPA1階イメージパース。
藤沢OPA周辺では、小田急百貨店藤沢店が都市型ショッピングセンター「ODAKYU湘南GATE」(小田急湘南ゲート)への業態転換を伴う大規模リニューアルを進めており、今後も施設間競争は高まりをみせるとみられる。
小田急湘南ゲート。
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