大手雑貨店「無印良品」を運営する良品計画(東京都豊島区)は、かつて同グループであったコンビニエンスストア「ファミリーマート」(東京都豊島区)での商品取り扱いを2019年1月28日に終了したことを発表した。
ファミリーマートの店舗(港区)。
ファミマと無印の提携関係、39年で終了
取り扱いの終了は無印良品の公式サイトで1月29日に発表されたもの。
無印良品はもともと西武セゾングループの中核企業の1つであった総合スーパー「西友ストアー」(現:西友)のプライベートブランドとして1980年に誕生。当時ファミリーマートは西友が運営していたため(1981年に西友の子会社として分社)、誕生とほぼ同時にファミリーマートでの販売が開始された。
西武セゾングループの解体後も多くのファミリーマートの店舗には無印良品コーナーが設置されるなど取り扱いが継続されていたものの、販売開始から39年で「取り扱い終了」となる。
販売終了の理由については明らかにされていない。
ファミリーマートの店頭では、すでに無印良品の棚を撤去したところもあるという。
空になった売場。
無印良品は地方ではまだまだ店舗が少ない地域もある。「販売終了」の影響は大きなものとなろう。
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