タワーレコード渋谷店、2019年1月19日全面リニューアル-14日から一部のみ営業に

東京都渋谷区神南にある世界最大規模の大型CDショップ「タワーレコード渋谷店」が改装のため1月14日から18日まで大部分を休館し、1月19日に全館リニューアルオープンする。

タワーレコード渋谷店。

タワレコ渋谷、1月14日から18日まで一部のみ営業に

タワーレコード渋谷店は1995年3月に開業。1981年に開店した旧渋谷店(宇田川町)からの移転だった。
建物は地下1階・地上8階+屋上で、2019年現在は世界最大のCDショップとして知られる。なお、現在、日本法人は現在はセブン&アイHDの傘下となっている。
今回改装を行うのは、主に3階から7階までの5フロア。この5フロアは1月14日から18日までのあいだ休業する。

「イベント」強化で「音楽ファンとのハブ」めざす

今回のリニューアルのテーマは「“応援する人”を“応援する”店舗」。「アーティストと音楽ファンの“ハブ”になること」をより強化すべく、イベント・催事スペースの強化が図られた。

改装後のフロア概要。

改装の目玉は、4階のイベントスペースを5階に移動したこと。イベントスペースはこれまでの2倍の規模となる。これ以外にも、各フロアの催事コーナーが強化され、リアル店舗ならではの“体験”の場を提供する。

イベントコーナーが強化される(イメージ)。

残る5階は全床が韓国音楽関連(K-POP)の売場となる。「世界NO.1のK-POPストア」を目指し、売場はこれまでの約2倍に増床された。19日からは同社が所有する韓国人アーティストのサイン色紙などの特別展示も開催される。
また、3階、4階は全床が邦楽(J-POP)となり、こちらも増床となる。これに伴い、アイドルジャンル(男女)を3階から4階に移動・独立させる。増床後は、インディーズアーティストなど従来のCDショップでは取り扱わない商品をタワーレコードの視点でいち早く紹介し、新しい音楽との出会いの場を提供していくという。

邦楽インディーズコーナーを強化(イメージ)。

洋楽は6階、7階の2フロア。減床となるが、全体の商品数は減らさないという。
邦楽、洋楽を合わせた全フロアの在庫数は80万枚となっている。

近年、CD販売店はネット通販との競合により縮小が続いているが、同店はイベントや催事、インディーズアーティストの紹介など「コト消費」や「タワレコならではの取り組み」を強化。
360°エンターテイメント・ストア」を標榜することで集客を図りたい考えだ。

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