熊本市中央区・下通商店街の百貨店系高級食品店「鶴屋ラン・マルシェ」が、9月2日に閉店する。
鶴屋ラン・マルシェ
鶴屋百貨店の高級食品専門館、7年で閉店
鶴屋ラン・マルシェの前身となる「鶴屋百貨店ネクステージ館」は1999年開店。地上4階地下1階建て。ワールドの「INDIVI」「OZOC」、スポーツシューズブランド「オニツカタイガー」などが6店舗が出店していた。
鶴屋ラン・マルシェはネクステージ館を改装するかたちで2011年3月開店。売場は地階から2階までで売場面積は780㎡。鶴屋百貨店の子会社で、食品スーパー「鶴屋フーディワン」を手掛ける鶴屋商事が運営。鶴屋百貨店本店のデパ地下には見られない、熊本随一ともいえる豊富な輸入食品コーナーに加えて「普段使いできる商品価格設定」もあり、高級食品スーパーとして親しまれていた。テナントとして横浜元町発祥のベーカリー「ポンパドウル」も出店している。地元メディアによると、閉館後に建物は売却されるという。
鶴屋ラン・マルシェの閉店後、下通エリアの食品スーパーはイオン系の高級食品スーパー「COCOSA B1」、ディスカウントスーパー「みやはら下通店」の2店舗のみとなる。
近隣の「ZARA熊本店」も8月15日に閉店
下通では、このほか2010年11月に開店した「ZARA熊本店」が8月15日での閉店を決めており、一気に大型空き店舗が2店生まれることとなる。
なお、ZARAはイオンモール熊本に8月18日に出店することを決めており、事実上の郊外移転となる。
ZARA熊本店。
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