JR京葉線南船橋駅南口の「船橋オートレース場」跡地に、大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅱ」(MFLP船橋Ⅱ)が2019年10月に誕生する。
物流施設が建設される船橋オートレース場跡地。
「国内オートレース発祥の地」として知られていた
船橋オートレース場は1968年に現在の「ららぽーと TOKYO-BAY」(旧船橋ヘルスセンター)の場所にあったサーキット場から移転開業。
建物は株式会社よみうりランドが所有し、土地は三井不動産が現在も所有している。
船橋競馬場内に設置されていた前々身施設からの流れを汲む「国内オートレース発祥の地」として有名だったが、オートレースの車券売上減少などにより2016年3月に閉鎖され、その後は更地となっていた。
カフェ・託児所併設の物流施設に-2019年完成めざす
土地所有者の三井不動産は、7月公表の事業計画の中で、オートレース場跡地に物流施設「MFLP船橋Ⅱ」を2017年10月に着工し、2019年10月の竣工を目指すと発表。建物は地上8階建てで、延べ床面積は約225,000㎡の規模となる。
また、物流施設に隣接し、カフェテリアや託児所等が入居する「ゲート棟」を設けるほか、災害時には一時避難施設となる約20,000㎡の緑地スペースも整備。これらは施設従事者はもちろん、近隣住民の利用も可能となる。
物流施設の外観イメージ。
なお、同社の南船橋エリアにおける物流施設計画「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」では、1棟目の「MFLP船橋Ⅰ」が「ららぽーと TOKYO-BAY」の駐車場跡地に2016年9月に竣工しており、今回の「MFLP 船橋Ⅱ」と、3棟目の「MFLP 船橋Ⅲ」はオートレース場跡地に設けられる。
物流施設計画の配置図。
※イメージ画像、配置図はニュースリリースより
ニュースリリース:「三井不動産ロジスティクスパーク」事業拡大 6棟の開発を決定 開発・運営施設数28棟・総延床面積約240万m2、累計総投資額は約4,000億円に 船橋・羽田エリアにて街づくり型ロジスティクスパークの開発が始動(三井不動産公式サイト)
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