「SWIMMER」「chocoholic」、2018年1月までに全店閉店・ブランド終了-30年の歴史に幕

株式会社白鳳(渋谷区)が展開する人気雑貨ブランド「SWIMMERスイマー)」 「chocoholicチョコホリック)」が2018年1月末までに終了し、全店舗閉店することが分かった。

SWIMMERの店舗。

「青文字系」「ゆめかわいい」雑貨の代表格、歴史に幕

「SWIMMER」は1987年に目黒区代官山で誕生。シンボルは「りんご王子」で、コンセプトは「ノスタルジックキューティ」。企画・デザイン・生産のすべてを自社で行っていたという。 きゃりーぱみゅぱみゅさんなども愛用していたことで知られ、手頃な価格帯ということもあり「ゆめかわいい」系雑貨店の代表格として人気を集めていた。2014年には代官山の本店を閉店させた一方、近年は各地のファッションビルに加えてショッピングセンターなどにも出店範囲を広げていた。
また、「chocoholic」は、SWIMMERの「お姉さんブランド」として1999年に誕生。SWIMMERと同じく、レトロな「アメリカノスタルジック」をテーマにした生活雑貨を販売していた。

公式ブログによると、ブランド終了の一番の原因は「仕入れ単価の高騰により、思うようなモノづくりや価格帯の維持が難しくなったこと」。
今後、各店舗は8月より順次閉店していく予定で、オンラインショップは2017年12月に終了する予定だという。

公式ブログより。

SWIMMERでは、ブランド誕生30周年を記念して特製ポシェットが付録となった「SWIMMER 30TH ANNIVERSARY BOOK」(宝島社)が発売されたばかり。今回のブランドの終了を受け、雑誌「spoon.2017年8月号」(プレビジョン)でもSWIMMER特集が組まれるなど、各方面から30年に亘って親しまれたブランドを惜しむ声があがっている。

外部リンク:SWIMMER、chocoholic 終了のお知らせ
外部リンク:SWIMMER ONLINE SHOP
外部リンク:SWIMMER、chocoholic 終了のお知らせ
外部リンク:閉店予定の店舗と最終営業日に関するお知らせ
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