ギャップジャパンは、旗艦店の1つである東京都渋谷区渋谷公園通りの「GAP渋谷店」を5月7日で閉店させる。
GAP渋谷店。
GAP日本旗艦店の1つ、渋谷パルコ建替えの影響か
GAPは1995年に日本上陸。渋谷店は1996年11月の開店で、GAP出店に伴い新築された「GAP渋谷ビル」で営業をおこなっている。
建物は3階建てで、売場面積は1,041㎡。原宿店(1999年開店)、銀座店(2011年開店)ができる以前は、GAPの日本最大級の旗艦店であった。
GAPは、売り上げの減少に伴うリストラを進めており、2017年1月には兄弟ブランドの「オールドネイビー」を日本から撤退させている。
オールドネイビーの店舗。
一方で、今回の渋谷店が閉店に至った要因はGAPのリストラ方針や出店方針の変化(郊外モールへの出店加速)のみならず、渋谷パルコの建て替えが大きいであろう。
GAP渋谷店に隣接する渋谷パルコは2016年8月7日に老朽化などにより閉店。2019年の再開業を目指して工事がおこなわれている。
GAP渋谷店はパルコのエントランスの対面に位置しており、建替え中は来客数の減少が避けられない状況にあった。
渋谷パルコ前に立地していた。
渋谷では再開発が進み、数年以内に駅周辺に新たな商業ビルが次々にオープンすることになる。
渋谷が大きな変化を遂げゆくなかで、GAPも近い将来、駅近くや新しいパルコなどに再出店することも考えられる。
外部リンク:GAP Japan
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