ヨドバシカメラは、仙台駅東口の自社敷地に「ヨドバシ仙台第1ビル」を2018年10月に開業させることを発表した。
完成予想図。(仙台市「ヨドバシカメラ環境影響評価準備書」より)
ヨドバシ跡地再開発、核はヨドバシ
-ライブハウスも復活へ
「ヨドバシ仙台第1ビル」は2012年4月まで営業していた地上2階建ての旧「ヨドバシカメラマルチメディア仙台」跡地に建設されるもので、A棟・B棟の2棟から成る。核店舗はヨドバシカメラで、それ以外にも多くの専門店の出店が予想される。
A棟は従来計画から1フロア増えた地上9階、地下2階建て。店舗・駐車場で構成され、延床面積は約8万1050㎡。
B棟は従来計画の14階建てから7階建てに減床。店舗と音楽ホールが入り、延床面積は約1万2560㎡。
仙台駅前では2012年7月に「Zepp仙台」が撤退して以来、待望の音楽ホール復活となる。新施設が再びZepp系列となるかは未定。
第1ビルA・B棟建設予定地。現在は駐車場。
「ヨドバシ仙台第1ビル」は、早ければ今年10月からの着工を予定。当初は2016年春開業の予定であったが、計画の見直しにより、およそ2年半遅れでの開業を目指す。
また、第1ビル完成までの暫定店舗として2012年4月に開業し、現在も営業する「ヨドバシ仙台第2ビル」の活用方法も注目される。
活用方法が注目される現店舗のヨドバシ仙台第2ビル。
高い回遊性が生まれる仙台駅前
ヨドバシカメラ仙台店の駐車場は既存の立体駐車場、第2ビル駐車場と、A棟に新設されるものを合わせると1490台となり、政令指定都市の駅前としては非常に大規模なもので、仙台駅周辺へのアクセスの向上にも一役買いそうだ。
第1ビルは仙台駅東口のペデストリアンデッキに直結するほか、現店舗の第2ビルもペデストリアンデッキ・地下通路によって接続される。
なお、これに伴い、現在第2ビルへと繋がるエスカレーターは撤去される予定。
ヨドバシ新ビルと仙台駅周辺の位置図。
(仙台市「ヨドバシカメラ 環境影響評価準備書」より)
全ての工事の完成後には、今年3月に開業したエスパル仙台東館や、仙台駅東西自由通路を通じた駅西口の商業施設との間に高い回遊性が実現することが予想され、仙台駅周辺の更なる賑わい創出にも繋がるであろう。
2016年3月に開館した駅ビル「エルパル仙台東館」。
外部リンク:ヨドバシ.com
外部リンク:株式会社ヨドバシカメラ 環境影響評価準備書要約書(仙台市)
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