トスク丹比店、2023年9月30日閉店-7月31日にはふなおか店も閉店、八頭町では買物支援も

鳥取県八頭郡八頭町の若桜鉄道丹比駅前にあるJA鳥取いなばグループ(本社:鳥取市)の食品スーパー「トスク丹比店」が2023年9月30日午後1時をもって閉店する。

丹比駅前のトスク、51年の歴史に幕

トスク丹比店は1972年8月にAコープ系スーパーとして開店。
1992年8月に改装を実施したのち、1995年10月の鳥取県東部農協経営統合にともない「Aコープトスク丹比店」に店名変更、2001年8月の店舗部分社化にあわせて「トスク丹比店」となった。

トスク丹比店。

トスク丹比店は店舗部分社化後も2008年に改装を実施。JA鳥取いなばグループの強みを活かした生産者コーナーの展開に加え、グループの直売所「愛菜館」内にある「威納商事(こめや中華食堂」の中華弁当を直送するなど、中山間地域の狭小な店舗ながら地域生活を支える食品スーパーとしての役割を担い続けた。

7月31日には八頭町旧船岡村でもトスク閉店

トスク丹比店の閉店はJA鳥取いなばグループによるトスク廃業の方針によるもので、同店に先駆けて2023年7月31日には八頭町内の若桜鉄道因幡船岡駅近くにある「トスクふなおか店」も閉店している。
トスクは2023年度中に閉店する全9店舗のうち、旗艦店である「トスク本店」(鳥取市)と道の駅きなんせ岩美隣接の「フレッシュライフいわみ」(岩美町)を除く7店舗の譲渡交渉を進めているが、八頭町内の2店舗に関しては2023年9月現時点において別事業者による再開の目処が立っていない。

八頭町では買物支援急ぎ進める

八頭町では町営バス「やずバス」の運行拡大や町内大型食品スーパー「天満屋ハピーズ郡家店(旧アイム天満屋郡家店)」を起点とする移動スーパー「とくし丸」の運行補助に取組んでおり、町主導での買物支援が図られることとなる。

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