玉屋トリアーダ宗像、2022年6月25日全面開業-同日開業のドン・キホーテ宗像店と3月開業のフードウェイを物販核に刷新

福岡県宗像市の国道3号線沿いにある玉屋グループのショッピングセンター「トリアーダ宗像」が2022年6月25日に全面開業し、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ」が施設の核店舗のひとつとして同日開店する。

福岡でも異色なパチンコ核の商業施設として誕生

玉屋は1953年8月に福岡県飯塚市で創業。2022年6月現在は地場大手パチンコチェーンとして「パチンコの玉屋」「おもしろいこといつもここから」を前面に掲げ、福岡・佐賀県内に14店舗を展開する。
トリアーダ宗像は、1994年に同社によるパチンコ店を核に据えた大型複合店構想の一環として誕生。1995年4月に直営パチンコ店「玉屋宗像店(TAMAYA宗像)」が先行開業、1996年3月までにサンリブのディスカウント食品スーパー「マルショクエル」と中堅コンビニ「ポプラ」を中心とする商業ゾーンが全面開業した。商業ゾーンの建物は平屋建で店舗面積は1,473㎡。
同施設の開業を皮切りに、近隣ではホームプラザナフコ南宗像店や星寿ショッピングモールSTAR(ベスト電器宗像バイパス店)といった大型施設が集積することとなったが、施設老朽化による再開発のため、2020年秋以降段階的に閉店していた。

ドンキ・フードウェイ核に全面刷新

再開発後のトリアーダ宗像は2021年4月に第1期開業、2022年3月に第2期開業、同年6月に全面開業。敷地面積は約39,066㎡、売場面積は5,699㎡、延床面積は7,617㎡。駐車場は548台、駐輪場は137台。大和ハウスが設計・施工、玉屋が運営を担う。
同施設は「生活にイロドリを与える『娯楽』『物販』『飲食』の3つの価値がそろった複合商業施設」として、大手ディスカウント「ドン・キホーテ」と地場大手食品スーパー「フードウェイ」を核に、眼鏡店「メガネのヨネザワ」、飲食店「Cafeレストランガスト」「カレーハウスCoCo壱番屋」「大衆焼肉かの助」「天ぷら定食たからや」など15店舗ほどが入居する。

ドン・キホーテ宗像店。

ドン・キホーテ宗像店の売場面積は2,790㎡。
同店では「福岡市と北九州市の両都市へのアクセスが便利」というベットタウンの立地特性を活かし、アジアンコスメ・中国韓国東南アジア系食品を始めとするSNS人気商品や大容量品・スーパーセールコーナー・カプセルトイコーナーを始めとするファミリー向けラインナップを強化。季節にあわせたアウトドア関連商品の通年展開など提案型の商品陳列・演出を行う。また、屋根にドンキ公式キャラクター「ドンペン」を配置する。
玉屋はトリアーダ宗像の全面開業(再開発完成)にあわせ、宗像市と防災協定を締結するとしており、今後は従来以上の集客・サービスを提供する施設として役割を担うとみられる。

トリアーダ宗像

住所:福岡県宗像市光岡290他
営業時間:午前9時~翌午前2時(ドン・キホーテ)

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