エピコット長岡、2019年7月28日閉店-旧・長岡サティ・ニックホビーショップ

京都府長岡京市のJR京都線長岡京駅・阪急京都線長岡天神駅近くにある商業施設「エピコット長岡」が、2019年7月28日18時に閉店した。

エコピット長岡。

ニチイとして開店、大型ホームセンターも営業していた

エピコット長岡は1971年7月に「ニュー長岡ショッピングセンター」として開業。建物は地上3階建、延床面積は約6,652㎡、2019年現在は関西地盤の不動産ディベロッパー「賛栄商事」のグループ会社が所有する。
当施設には長らく、ニチイ(後のマイカル)の総合スーパー「ニチイ長岡店」が核店舗として営業しており、1990年代には同社の生活百貨店業態「長岡サティ」に転換したが、競合する総合スーパー(西友、イズミヤなど)と比較し小規模だったこともあり、マイカルの経営破綻より前の1998年に閉店していた。その後、サティ跡は賛栄商事グループを始めとする複数の生鮮小売業者により構成される「エピコット生鮮館」となった。
1995年11月には京都地盤のホームセンター「ニック産業」(ダイニック傘下)の旗艦店「長岡ニックホビーショップ」がニチイと並ぶ核テナントとして出店したが、こちらも2003年のケーヨーデイツーとの経営統合に先駆けて閉店している。

閉店は老朽化が原因-48年の歴史に幕

近年は1階に業務用食品スーパー「卸売ひろばタカギ」、2階には総合衣料品店「オンセンド」100円ショップ「シルク」、3階にはオフィス池田が運営する地域唯一のカラオケボックス「カラオケレインボー」、女性専用岩盤浴「マナアイランド」が出店していたが、2018年8月に食品核であったタカギが施設の老朽化に伴い閉店して以降、専門店が段階的に撤退、2019年7月28日のカラオケレインボー営業終了をもって完全閉店した。

オンセンド(旧ニチイ衣料品フロア)。

跡地は未定

賛栄商事グループはエピコット長岡と同様に閉店した「じゃんぼスクエア富田林」(旧・西友富田林店)跡地に、新たな施設を2020年を目処に開設する方針を決めているが、当施設の建替えなどについては発表されていない。
店舗近隣には総合スーパー「イズミヤ長岡店」「西友長岡店」、食品スーパー「平和堂フレンドマート長岡京店」、公設市場が母体となった「リバティ長岡」、有機食品スーパー「ヘルプ長岡」など、複数のスーパーが営業しており、競合が激しいエリアとなっている。
(写真:浅葱さん

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