建物の一部のみで暫定営業してきた「イトーヨーカドー食品館新浦安店」が4月8日に閉店し、新たな商業施設として改装・リニューアルされることになった。
イトーヨーカドー新浦安店。
イトーヨーカドー新浦安店跡、暫定営業は1年弱に
イトーヨーカドー新浦安店は2000年10月に開業。建物は地上5階建てで、売場面積は23,360㎡。競争の激化などによる経営不振から2017年5月28日で一旦閉店したものの、買い物難民の発生を危惧する地元からの要請もあり、2017年6月28日より食品を中心に取り扱う「食品館イトーヨーカドー新浦安店」として1階のみで暫定的に営業を再開。その後、土地と建物を所有する「森トラスト総合リート投資法人」が2017年7月31日付けで土地と建物を「スターツデベロップメント」(中央区)に売却していた。
同社はスターツコーポレーション傘下の不動産ディベロッパーで、同社は新浦安駅近くでも「タイムレスタウン新浦安」「クオン新浦安」などの大型開発をおこなっている。
「買い物難民問題」を危惧、建て替えから再活用へ
2017年8月時点では、スターツは商業施設を含む住宅主体の複合開発を計画していると報じられていた。しかし、地域には競合するスーパーマーケットが少ないことから、空白期間を最小限にするためにイトーヨーカドーの建物を改装するかたちで新たなショッピングセンター「(仮)スターツショッピングセンター」として再活用する方針へと転換したという。
新たな施設イメージ。
テナント数は約80店舗になり、物販、飲食、クリニック等の店舗構成が計画されているというが、核店舗などについては4月時点で発表されていない。
2018年秋ごろのリニューアルオープンを目指すという。
(イメージ画像はスターツデベロップメント公式サイトより)
外部リンク:<スターツデベロップメント株式会社>千葉県浦安市にて、商業施設「(仮)スターツショッピングセンター」を今秋リニューアルオープン
外部リンク:譲渡契約内容の一部変更及び資産の譲渡完了に関するお知らせ(イトーヨーカドー新浦安店)
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