石巻市中央2丁目の観光交流施設「いしのまき元気市場」が6月30日に開業した。いしのまき元気市場。(イメージ画像)
旧北上川沿いの「かわまち交流拠点」に誕生
いしのまき元気市場は石巻市中心部の旧北上川沿いに市が整備を進めるエリア「かわまち交流拠点」の中心施設で、「石巻生鮮マーケット(仮称)」として建設が進められていたもの。
建物は木造一部地上2階建てで、店舗面積は約1,500㎡。
地元水産関連企業や石巻市などが出資する「株式会社元気いしのまき」が運営する。
建設中の様子。(2017年2月撮影)
観光客、地元住民両方の利用見込む“マーケット”
いしのまき元気市場1階のマーケットには三陸沿岸で採れた鮮魚、水産加工品・物産品、JAいしのまきの農産品、パン売場、三陸地域・震災復興応援の地域特産品を展開。
2階は140席を備えるフードコート形式のレストランとなっており、地元の旬の食材を使った料理を旧北上川沿いの景色を眺めながら楽しめる。
2階のレストラン。(イメージ画像)
石巻市中心部では、5月31日に石巻駅前の市役所1階にある食品スーパー「エスタ」が閉店したことでスーパーが消滅。そのため、鮮魚や野菜を取り扱う元気市場は地元住民にとっても貴重な食品調達の場として機能することが予想される。
5月末で閉店した食品スーパー「エスタ」(旧さくら野百貨店)。
2018年春には交流センターが開業-かわまち交流拠点
かわまち交流拠点では元気市場の開業に続き立体駐車場と観光バス駐車場が秋に完成し、2018年春には路線バスなどが発着する交通広場、地域の観光案内や情報発信を行う「かわまち交流センター(仮称)」などが整備予定となっている。かわまち交流拠点の整備予想図。(イメージ画像)
石巻駅前エリア、立町・中央エリアに次ぐ石巻市中心市街地第3のエリアとして発展が期待されるかわまち交流拠点。今後は周辺商店街や、旧北上川を挟んで向かい側にある「石ノ森萬画館」との相乗効果も期待される。
いしのまき元気市場
住所:石巻市中央2丁目11-11
営業時間:1階物販コーナー 9:00〜19:00
2階フードコーナー 11:00〜21:00
※イメージ画像は宮城県6次産業化サポートセンター公式サイトより
ニュースリリース:石巻市かわまち交流拠点にいしのまき元気市場201706.30OPEN!(宮城県6次産業化サポートセンター公式サイト)
外部リンク:いしのまき元気市場
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