多摩市の百貨店「多摩センター三越」(三越多摩センター店)が、2017年3月に閉店する方針であることがわかった。
追記:三越伊勢丹HDは2017年3月20日を目途に閉店すると正式に発表、現店舗周辺に小型サロンの開設も検討している。
三越が出店するココリア多摩センター。
多摩センター唯一の百貨店、コンパクトながら苦戦か
多摩センター三越(三越多摩センター店)は1989年10月開店の「多摩そごう」(2000年9月閉店)跡の下層階に2000年11月出店。そごう破綻後初の本格的な店舗再活用とあって話題を呼んだ。
多摩そごうの建物はバブル期のそごう建築らしい非常に贅沢な造りで、ダブルクロスエスカレータや人工川などがあり、ランニングコストも大きくかかったと考えられ、のちに一部の吹き抜けを埋めるなど大規模な改装工事を行っている。
2010年には3~5階に出店していた「IDC大塚家具」が立川市に移転することに伴い、2011年4月にはビル全体を「ココリア多摩センター」とし、全面改装を行なっている。全体の売場面積は32,031㎡で、建物は「新都市センター開発」が所有している。
現在、三越は地階~2階に出店(売場面積14,324㎡)。3階~6階にはユニクロ、ニトリ、丸善書店、ダイソーなどが出店している。
近年は、三越部分も直営の売場面積を減らしており、三越内に「無印良品」「ライトオン」「眼鏡市場」などが出店していた。
1階エントランス。
後継店舗などは発表されていないが、新たな核店舗誘致か、もしくは全館を「ココリア多摩センター」として再生させることが予想される。
一方で、多摩センター地域には他に百貨店が立地しておらず、「贈答品は三越」という層も少なくない。そのため、今後は三越伊勢丹の自主編集小型店「エムアイプラザ」として再出店することや、好調な食品売場のみ残すことも考えられるであろう。
多摩センター三越の閉店により、多摩市内の百貨店は京王百貨店聖蹟桜ヶ丘店(せいせき京王)のみとなる。
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千葉三越、2017年3月閉店
千葉市中央区の百貨店「千葉三越」(三越千葉店)が、2017年春に閉店する方針であることがわかった。
追記:三越伊勢丹HDは千葉三越を2017年3月20日を目途に閉店すると正式に発表、現店舗周辺に小型サロンの開設も検討している。
千葉三越。
そごうに大きく水開けられ苦戦、老朽化も進んでいた
千葉三越(三越千葉店)は1743年創業の呉服系百貨店「奈良屋」が三越と合弁で運営する百貨店「ニューナラヤ」として1972年10月に開店。1984年10月に「千葉三越」に改称した。
なお、奈良屋はファッションビル「セントラルプラザ」も運営していたが、2001年に閉店、廃業している。
千葉三越の建物は地上8階、地下2階。売場面積は21,402㎡で、建物は塚本總業が所有する。なお、塚本總業は隣接する「大千葉ビル」(ヨドバシカメラ千葉店、千葉そごう旧店舗)も所有している。
千葉三越のビルは、ライバル店舗である「千葉そごう」(そごう千葉店、売場面積70,050㎡)と比較するとかなり規模が小さく、有力ブランドや若者向けアパレルなどは殆どがそごうに出店しているうえ、千葉三越ビルは築44年が経過し老朽化が進んでいた。

千葉そごう。
後継店舗などは発表されていないが、隣接する大千葉ビルも開店から49年が経過しており、跡地は将来的に大規模な再開発が行われることも予想される。

千葉三越。近年は老朽化が否めなかった。
千葉三越の閉店により、千葉市内の百貨店は千葉そごう(そごう千葉店)のみとなる。
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