3月24日にグランドオープンした「イオンモール新小松」に対抗するため、福井市中心部にある「西武百貨店福井店」と郊外型ショッピングセンター「ラブリーパートナー・エルパ」(アピタ)、「ショッピングシティ・ベル」(平和堂)、「イーストモール・パリオ」(ヤスサキ)の4店舗が合同セールを行う。
福井西武。
北陸最大のイオンに対抗、「百貨店」と「郊外店」共闘
イオンモール新小松は北陸最大のショッピングセンターとして3月24日にグランドオープン。建物は地上3階建てで、延床面積は約83,000㎡、総賃貸面積は約63,000㎡。「加賀ノ国文化ヲ嗜ム-豊かな時と美意識が息づく加賀文化で過ごす」をコンセプトに、核店舗の総合スーパー「イオンスタイル新小松」(1-3階)をはじめ、サブ核店舗の娯楽施設「楽市楽座」(2階)、映画館「イオンシネマ」(3階)、スポーツ用品の「スポーツオーソリティ」(3階)など約160店舗の専門店が出店。北陸最大級のイオンモールとなり、金沢都市圏は勿論のこと、福井県嶺北地方(福井市周辺)も商圏に据え、年間800万人の来店を見込んでいる。
イオンモール新小松。
そこで、危機感を抱いた「西武百貨店福井店」(売場面積22,108㎡)と郊外型ショッピングセンター「ラブリーパートナー・エルパ」(アピタ、同44,571㎡)、「ショッピングシティ・ベル」(平和堂、同28,010㎡)、「イーストモール・パリオ」(ヤスサキ、同16,133㎡)の4施設では、2016年秋に初の合同セールを開催。さらに、イオン開業後の今春からもこうした取り組みを継続し、「I LOVE FUKUI SHOPPING CAMPAIGN やっぱりふくいがおもしろい!」として共同での販促活動をおこなうという。
福井県最大の商業施設・エルパ(公式サイトより)。
この合同セールとは別に、各施設でも個別にイオンモール開業に合わせたセールやイベント実施することを決めており、それぞれの力を合わせるかたちで、規模では大きな差を付けられているイオンモールに対抗したい考えだという。
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