北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」が、2017年12月31日をもって閉園することを発表した。
スペースワールド。
九州を代表するテーマパーク、27年の歴史に幕
スペースワールドは1990年4月に新日鐵八幡製鉄所の一部敷地を利用して開園。開業当初は新日鐵、地元財界、自治体などが共同出資していたが、業績不振により2005年以降、北海道を中心にリゾート開発・再生を手掛ける「加森観光」(札幌市)傘下での運営となっていた。
「宇宙」をテーマとした九州を代表する大型テーマパークで、シンボルとなっているスペースシャトル「ディスカバリー」の実物大模型を中心に絶叫マシン、巨大観覧車、宇宙博物館などの施設が営業している。
九州・山口の修学旅行の定番スポットとして知られており、北九州市が1998年から2013年までスペースワールドを成人式の会場としていたことでも全国的に話題となっていた。
ディスカバリーの実物大模型
年間フリーパスも年内で販売終了
今回の閉園決定に伴い「年間フリーパス」の販売も年内で終了する。
八幡・東田のまちづくり、どうなる?
1999年のJR九州・スペースワールド駅開業、2001年の北九州博覧祭開催以降、スペースワールドの周辺では大型商業施設「イオンモール八幡東」や博物館「北九州市立いのちのたび博物館」新設、マンション建設などの宅地開発も進んでおり、スペースワールドの跡地利用は東田地区のまちづくりの今後に大きな影響を与えるとみられる。
外部リンク:福岡県北九州市のテーマパーク『スペースワールド』 |
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(新日鐵和歌山製鉄所堺地区社宅跡地再開発)