水戸オーパ、2026年7月31日閉店ーJR水戸駅前、僅か9年で

茨城県水戸市のJR水戸駅南口にある、イオン傘下(旧・ダイエー系)のイオンモールが運営するファッションビル「水戸オーパ」(水戸OPA)が2026年7月31日に閉店する。

水戸オーパ。

水戸駅前・サウスタワーのオーパ、僅か9年で閉館

水戸オーパは、当時不動産ディベロッパー「サムティ」の関連企業が保有していたJR水戸駅南口の大型商業ビル「水戸サウスタワー」をマスターリースするかたちで2017年3月に開業した。
出店する水戸サウスタワーには2008年11月の開業にあわせて核店舗として「ヤマダ電機LABI水戸」が出店していたが、隣接するビックカメラや郊外店との競争もあり、2015年5月に閉店。オーパはその後継店舗であった。

水戸オーパ館内。

水戸オーパの総賃貸面積は約12,500㎡で「らしく楽しむ、らしく暮らす」をコンセプトに61の専門店が出店。
厳選されたイギリスブランドを扱うセレクトショップ「ロンドンコーリング」(3階)や、スポーツオーソリティが新たに手掛けるコンセプトショップ「コーナーズ スポーツオーソリティ」(3階)などが茨城県初出店、ウェア売場と雑貨売場がボーダーレスになった生活提案型ショップ「ウィノフ スタイル」(4階)、「スーツセレクト」(6階)などが水戸市初出店となった。

パンク〜ポストパンク期の雰囲気漂う「ロンドンコーリング」。

また、開業当時は地元・茨城県大洗町を舞台とするアニメ「ガールズ&パンツァー」のグッズショップ「ガールズ&パンツァー劇場版オンリーショップ」が出店。「聖地巡礼スポット」としても話題を集めていた。

ガールズ&パンツァー劇場版オンリーショップ。

あいだ開けず後継企業が運営へ-残留店舗も

水戸オーパを運営するイオンモールによると、水戸オーパの閉館後、2026年8月1日からは次の運営会社が運営をおこなうとしており、ビルは閉館せずに営業を継続するとみられる。
新たな商業施設の新名称・運営形態などについては2025年8月時点で発表されていないが、残留するテナントもあるとしており、駅前の賑わいは保たれることになろう。

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