大阪府堺市南区新檜尾台の泉北高速鉄道光明池駅に直結する大型複合施設「グレイスランドマーク堺・光明池」の地場大手系食品スーパー「サンプラザ光明池店」が2025年2月3日午後7時をもって閉店する。
サンプラザ光明池店。
西友光明池店を核に開業した「ランドマーク」
グレイスランドマーク堺・光明池は、2001年1月16日に旧西武セゾングループ系食品スーパー「西友光明池店」を核に開業。建物は地上15階地下1階建で営業フロアは1~2階、敷地面積は7,762㎡、店舗面積は3,759㎡、延床面積は4,987㎡。
西友光明池店は「日常生活用品のワンストップショッピングができる充実した売場」を掲げ、直営食品フロア(売場面積2,746㎡)を始め、100円ショップ「ファミリーダイソー」やベーカリー「モンタボーのパン」といった専門店を導入するなど、駅直結という立地を活かした店舗づくりを打ち出した。
関西随一の商業激戦区となった光明池
泉北高速鉄道光明池駅前では地域一番店となる総合スーパー「ダイエー光明池店」に加え、2001年1月30日に外資系ハイパーマーケット関西1号店「カルフール光明池」が開店するなど、国内外流通各社による激戦区となったが、2009年3月31日をもって西友光明池店が閉店、2014年8月31日をもってカルフールの後身となるイオン光明池店が閉店した。
こだわり商品で差別化図ったサンプラザ、15年の営業に幕
サンプラザ光明池店は、2010年4月に西友光明池店を居抜きするかたちで開店。店舗面積は3,759㎡。
サンプラザ光明池店の食品フロア。
サンプラザ光明池店では西友時代の売場を全面刷新、同社が強みとする地産地消/産直系商品やグレードの高い商品を中心に差別化を図ったが、2025年1月18日に「契約期間満了のため、2月上旬をもちまして営業終了させて頂くこと」を発表、約15年の営業を終えることとなった。
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