福岡県北九州市小倉南区のイズミ系大型食品スーパー「ゆめマート曽根」が2024年8月25日18時をもって閉店する。
丸和旗艦店、ユアーズ実験店経て半世紀の歴史に幕
ゆめマート曽根は、1976年12月に地場老舗系総合スーパー「丸和曽根店」として開店。建物は平屋建で店舗面積は2,644㎡。
丸和曽根店は、丸和の旗艦店級店舗「サンパル」として、兄弟店舗(門司・行橋・川棚)同様に直営衣料や専門店街(地場書店・食物販店など)を展開したことで、地域を代表するショッピングセンターとして親しまれた。
丸和曽根サンパル。
丸和曽根店は開店以来、丸和の直営店であったが、2011年5月に当時の親会社「ユアーズ」と経営統合したことで同社運営に移行、2015年秋に流通大手「イズミ」傘下となったことで、2016年10月にユアーズ運営の「ゆめマート曽根」として新装開店することとなった。
その後、2019年3月にはイズミによる事業再編の一環として、同社の地域子会社「ゆめマート北九州(旧スーパー大栄)」運営に移行。2020年8月には旧来のドラッグストア「ドラッグイレブン」に代わり、100円ショップ「Seria」を導入する大規模リニューアルを実施していた。
ゆめマート北九州としては永犬丸に次ぐ建替えに
ゆめマート曽根は、2016年10月の新装開店にあわせて全館リニューアルを実施するなど、旧丸和系店舗のなかでもイズミ(ユアーズ)の実験店として良好な売場環境を維持していたが、開店から50年近く経過するなど老朽化は否めなかった。
ゆめマート北九州による建替えは、旧スーパー大栄フレッシュ8永犬丸店の「ゆめマート永犬丸」に次ぎ2店舗目であり、今後も老朽店舗建替えによるイズミ標準店舗化が進むものとみられる。
ゆめマート永犬丸。(旧スーパー大栄フレッシュ8永犬丸店)
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