三重県名張市の近鉄桔梗が駅前にある商業施設「近鉄プラザ桔梗が丘」が、2020年10月31日に閉店する。
近鉄プラザ桔梗が丘。
かつての近鉄百貨店、空き店舗に
桔梗が丘近鉄プラザは1990年4月に「近商ストア」を核として開業。もともとこの地には1965年から近商ストアがあり、それを建替えした店舗だった。店舗面積は11,706㎡で、近鉄不動産が所有する。
1998年9月にはリニューアルされ「近鉄百貨店」を核店舗とする「桔梗が丘近鉄百貨店」に。2012年に近鉄百貨店の売場が縮小され、近鉄百貨店に加えて近商ストアハーベス、ブックスアルテ、ダイソー等が出店するショッピングセンターとなったが、両店ともに2018年3月に閉店した。また、駐車場やサービス店舗などがあったB館もこの間に解体された。
館内のようす。
その後、2018年9月に「ぎゅーとら」と「セイムス」などが出店。高層階はテナント募集中であったが、約2年で再び空き店舗になることが決まった。
ぎゅーとら、名張市武道交流館いきいき近くに移転
ぎゅーとら・セイムスの閉店により、桔梗が丘駅前からはスーパーマーケットが消滅することになる。
建物の活用方法などは10月現在決まっていない。
閉店セールが行われる店内。
なお、ぎゅーとらは、2020年11月に2キロほど離れた場所に「ぎゅーとら蔵持店」を開店させる予定となっており、事実上の店舗移転となった。
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