大手コンビニ「ファミリーマート」と大手流通グループ「パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)(旧・ドン・キホーテHD)」は、共同実験店舗「ファミリーマート PRODUCED BY ドン・キホーテ」3店舗を2020年2月29日に営業終了する。
ファミリーマート PRODUCED BY ドン・キホーテ。
圧縮陳列や手書きPOP、焼き芋を導入したコラボ店舗
両社による共同実験店舗は、2018年6月に既存のファミマ直営店「ファミリーマート立川南通り店」「ファミリーマート大鳥神社前店」「ファミリーマート世田谷鎌田三丁目店」を業態転換する形で営業開始。
実験店舗3店舗では看板に「PRODUCED BY ドン.キホーテ」を冠し、ドンキが強みに持つPB商品「情熱価格」「焼き芋」や菓子、日用消耗品、レジャー商品を導入、合わせて圧縮陳列や手書きPOPを採用するなど、ファミマ標準店舗と比べドンキを意識した売場づくりや取扱商品数の大幅拡充を図った。
実験の成果として、菓子、日用品、焼き芋などが好調に推移し、売上・客数・客単価に大きな伸びがみられた一方、個店ごとのオペレーションに課題などもみられたという。
実験店舗3店舗は、2020年3月以降も閉店せずにファミマ直営の標準店舗として営業を継続する。また、両社は今後も商品の共同企画を検討するなど、提携関係を強化するとしている。
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