ほの国百貨店、2020年3月15日閉店-旧・豊橋丸栄

愛知県豊橋市のJR豊橋駅前にある百貨店「ほの国百貨店」が2020年3月に閉店する。
追記:閉店日は3月15日となる。

ほの国百貨店。

旧・豊橋丸栄、耐震性不足も閉店の一因か

ほの国百貨店は1974年10月に名古屋市の百貨店「丸栄」により「豊橋丸栄」として開店。建物は自社所有で、売場面積は12,616㎡。
2010年に丸栄が興和の子会社となったこともあり丸栄から独立し、ファンドを経て地元資本となった2012年3月に「ほの国百貨店」に屋号を変更。その後、エディオン大塚家具を導入するなど改装を進める一方、小型店であった田原店を2016年に閉店させていた(そのほかの小型店として豊橋丸栄新城店もあったが2009年に閉店している)。

現店舗は築45年が経過しており耐震性が低いことが指摘されていたが、ほの国百貨店は「耐震改修については未定」としていた。耐震問題が閉店の大きな要因となった可能性も高いであろう。
また、閉店を報じた東愛知新聞によると赤字が続いており、負債総額は16億9400万円に上るといい、2019年時点では債務超過状態となっていた可能性が高い。

三河の百貨店、豊田松坂屋のみに

かつて豊橋駅前には西武百貨店、ダイエー、長崎屋など数多くの大型店があったが、ほの国百貨店の閉店により残るは駅ビル「カルミア」のみとなる。
また、三河地区では岡崎西武の閉店も決まっており、三河に残る百貨店は松坂屋豊田店(旧・豊田そごう)のみとなる。
(写真:全国スーパーめぐりさん)

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