三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は、品川区の東急目黒線武蔵小山駅前に41階建てタワーマンション「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」を2020年までに建設する。パークシティ武蔵小山 ザ タワー。(遠景イメージ)
商店街「パルム」入口に建設-40以上の商業店舗も誘致へ
41階建てマンションは武蔵小山駅前商店街「パルム」の入口付近に建設。建設中のキャッチコピーは「日本一感じのいいタワマンへ。」
総戸数は598戸で、開発地内には地権者向けの低層住宅が別途30戸整備される。
武蔵小山駅前と接する地上部分には多目的広場「ザ プラザ」が設けられ、広場周辺には40以上の商業店舗、751台の自転車を収容できる自転車置き場も整備する。
広場周辺には40以上の商業店舗を誘致する。(イメージ)
建物は2020年1月上旬に竣工する予定で、第1期の204戸が11月23日より販売されている。
再開発相次ぐ武蔵小山、「がんばる商店街」の行方は
武蔵小山商店街「パルム」は、東京都内最長となる800mのアーケードに約250店舗が軒を連ねる人気商店街。2006年にはポイントカードシステムの導入などが評価され「がんばる商店街77選」に選ばれた。
しかし、武蔵小山エリアでは今回の三井不動産開発地の北側でも住友不動産が41階建ての高層マンションを建設する予定のほか、三菱地所が商店街の武蔵小山駅前寄り一帯を再開発する構想もあり、現在の武蔵小山商店街パルムの景観は近い将来消滅する可能性が高い。現在の武蔵小山商店街。将来的に景色は大きく変わりそうだ。
都内では、新宿でも「けやき橋商店街」がタワーマンション建設による再開発のため全店舗閉店し、現在は完全に消滅している。
活気溢れる商店街として多くの支持を受けてきた武蔵小山だけに、相次ぐ再開発による地域イメージへの影響が気になるところだ。
(写真以外のイメージ画像は三井不動産公式サイトより)
ニュースリリース:武蔵小山駅前再開発第1号のタワーマンション 「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」(総戸数 598 戸) 2017 年 11 月 23 日(木・祝)より第 1 期販売開始(三井不動産公式サイト)
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