福岡パルコ、2017年冬リニューアルー進む新館の「脱商業」化、ホテル・シェアオフィスも

福岡市中央区天神のファッションビル「福岡パルコ」が、新館を中心に2017年秋から冬にかけて大規模なリニューアルを実施した。

福岡パルコ。

進む新館の「脱商業施設化」-
「泊まれる本屋」に次いで次世代型シェアオフィスも導入

福岡パルコは2010年3月に百貨店「岩田屋天神本店」(移転)の旧本館跡に開業。2014年11月には岩田屋旧新館跡に新館が開業した。
2017年秋の改装では「新館をシンカ」を掲げ、新館に西日本初となるスポーツファッションに特化したセレクトショップ2号店「STYLE & PLAY GREAT YARD」、JOURNAL STANDARDを運営するベイクルーズのベーカリー「BOUL’ ANGE」(ブール アンジュ)、天神地区初となるBEAMSの女性向け業態「Demi-Luxe BEAMS」、アダストリアのストリートファッションブランド「HARE」などを導入した。

BOUL’ ANGE福岡パルコ店。

新館地下2階「コンネキッチン」には200g1,000円の低価格ステーキが売りの「ステーキとホルモン佐藤」、北天神の本格中華料理店・侑久上海の新業態「侑久飯店」が新たに出店した。

ステーキとホルモン佐藤。

新館5階の東急ハンズ「ハンズビー」「ハンズカフェ」跡には、「プロジェクト創生型ワークスペース」を掲げた24時間対応シェアオフィス「The Company」を12月11日に開設。
2017年4月に開業した「泊まれる本屋」がコンセプトのホステル「BOOK AND BED TOKYO 福岡店」に次いで、「“モノを買う”ではなくリアルでしか体験できない新しい価値」を持ったテナントを導入するなど、商業施設の枠組みにとらわれない施設づくりを目指す。

Zero-Tenが手掛ける日本最大級のシェアオフィス「The Company」。

また、本館でも一部をリニューアル。本館7階のポップカルチャーゾーン「福POP」には文教堂のサブカルチャー複合業態「文教堂JOY アニメガ & B’s Hobby」(天神ロフトビルからの事実上の移転)、地下1階の食品フロアには台湾発の小籠包専門店・京鼎樓が手掛ける新業態「羽根つき焼小籠包 鼎’s」、「ステラおばさんのクッキー」を導入、各フロアの機能強化が図られた。

外部リンク:福岡PARCO新館を『シンカ』させます 全32ショップ!秋のリニューアル情報
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