千葉県市川市のJR本八幡駅前にある総合スーパー「西友本八幡店」が、建て替えのため2017年8月31日をもって閉店する。
西友本八幡店。
築47年で老朽化・耐震不足、2020年再出店へ
西友本八幡店は1970年5月開業。建物は地上4階建てで、店舗面積は3,918㎡。地元企業が所有しており、屋上にはフットサル場もある。
本八幡駅周辺では長崎屋の本社が併設されていた「サンバード長崎屋本八幡店」(1970年開業、現:MEGAドン・キホーテ本八幡店)や地域最大級のショッピングセンター「ニッケコルトンプラザ」(1988年開業、核店舗:ダイエー) などの大型店がひしめき合っているが、西友はその先駆けで、本八幡地区で初の大型総合スーパーとして47年に亘って親しまれてきた。
同じく本八幡地区にあるニッケコルトンプラザ。
閉店は老朽化と耐震性不足によるもので、西友では店舗を建て替えて2020年に再出店する方針を示している。
勢力図変わる本八幡、ABSも建替えへ
本八幡駅近くでは、「ターミナルシティ本八幡」(2015年開業、核店舗:カスミ)、「イオンタウン市川大和田」(2016年開業、核店舗:ダイエー)などの開業やニッケコルトンプラザの改装で競争が激化しており、店舗の抜本的改革が求められていたことも建て替えの一因であろう。
2016年11月に開業したイオンタウン市川大和田。
また、本八幡駅西側で営業していた食品スーパー「ABS卸売センター本八幡店」も、ビルの老朽化に伴う建て替えにより2017年3月末をもって休業しており、今後の再出店が期待される。
3月末から休業中のABS卸売センター本八幡店。
老朽店舗多い西友、建替え相次ぐ
首都圏の西友店舗では老朽店の建て替えを目的とした閉店が相次いでおり、3月にはさいたま市見沼区の西友東大宮店(1976年開業)、東京都豊島区の西友東長崎店(1964年開業)がそれぞれ閉店。
東大宮店では建て替え後の2018年秋に3階建ての新店舗の出店を予定しており、東長崎店は西武鉄道の再開発「(仮称)東長崎駅南口計画」で2019年完成予定の地上11階建ての複合マンション内に再出店を予定している。
このほか、熊本地震で被災した西友サニー水前寺店(1963年開業)も同じく建て替えが行われており、4月に営業再開を果たしている。
建て替えが相継ぐ西友(水前寺店)。
外部リンク:西友本八幡店
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