ロッテHD、ロッテリアを2023年4月1日に売却-「すき家」「はま寿司」など展開のゼンショーに

食品大手「ロッテHD」(東京都新宿区)は、傘下のハンバーガーチェーン「ロッテリア」を、「すき家」「はま寿司」「ココス」等を展開する外食大手「ゼンショー」(東京都港区)に2023年4月1日付で売却する。

ロッテリア、創業半世紀でロッテから旅立つ

ロッテリアは1972年7月に浦和で実験店を、同年9月に日本橋高島屋と上野松坂屋に1号店を出店。マクドナルドが日本進出した翌年のことだった。

ロッテリア米子高島屋店。(閉店済み)
1号店を含め、かつては高島屋に出店する例が多く見られた。

老舗ハンバーガーチェーンとして高い知名度があったものの、近年は新型コロナもあり店舗数が減少。山陰地方など店舗を全て閉店した地域もあり、2023年1月時点の店舗数は358店となっていた。ロッテHDは売却について成長戦略・事業見直しの一環としており、売却額は非公表。
ロッテリアの屋号は一定期間維持するとしているが、「ロッテ」という名前を冠しているだけに将来的には店舗名が変わる可能性も高い。

ゼンショー、ウエンディーズ以来のハンバーガー挑戦

ゼンショーは2002年にダイエーグループから国内のウェンディーズのフランチャイジー契約権を取得したものの、2009年に売却。ハンバーガーチェーンの展開は久々のことになる。

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