ニシザワデパート、2021年6月28日閉店ー地場大手スーパー「ニシザワ」創業の地、再開発で

長野県伊那市のJR飯田線伊那市駅近くにある百貨店(衣料品スーパーマーケット)「ニシザワデパート」が2021年6月28日に閉店する。

ニシザワデパート。

ニシザワ創業の地、最近は1階のみ営業だった

ニシザワデパートは1924年に「西澤書店」として開店。1967年に現在の建物となるとともに業態を百貨店に変更した。
建物は地下1階、地上6階建てで店舗面積は3,246㎡。現在は売り場を縮小し、1階のみの営業(2階はトイレのみ)で衣料品を中心に扱っていた。
店舗を運営する地場大手スーパー「ニシザワ」は1974年にダイエーとフランチャイズ契約を締結して以降、約30年間にわたって商品供給を受けていたほか、ダイエーの閉鎖店舗をニシザワが継承するなど深い関係にあった。

ダイエー提携時代のロゴタイプ。

そのため、ニシザワデパートには現在もダイエーが1975年まで使用していた旧旧シンボルマークが店内に残されている。

跡地は再開発へ、1階に再出店めざす

現在の建物は建設から50年以上が経ち、建物の老朽化が進んでいるほか、ニシザワデパートのある「伊那市通り町商店街」で再開発事業の計画があることから取り壊すことを決めたという。
地元メディアなどによると、新しい建物は4階建てで、1階に小売店舗、2~4階に賃貸住宅とする計画。
9月下旬から取り壊し工事を始め、2023年春の完成を予定している。
(写真協力:全国スーパーめぐりさん

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