新潟市で新たなバス交通システム「新潟BRT」の運行が9月5日に開始される。
新潟BRTに使用される連節バス。新潟市ウェブサイトより引用。
新潟BRTは新潟市と新潟交通が整備し、専用の赤い連節バス「ツインくる」により新潟駅-万代シテイ-古町-市役所前-青山を結ぶもの。
なお、BRT路線全てが連接バスで運行されるわけではなく、運行には既存の車両も投入される。
これに合わせて、市内の新潟交通バス路線も大幅に再編が行われ、中心市街地に乗り入れるバスをBRT主体に集約して高速・効率化を図り、郊外地域の多くはBRT沿線からフィーダーバスに乗り換えるという形を採る。
また、BRTの終点である青山バス停に近いイオン新潟青山店には、運行情報を表示するモニター(バスインフォメーション)も設置される。
JR新潟駅前に整備されたBRT乗り場。赤い表示が目印。
(8月31日撮影)
新潟市は本州の日本海側では唯一の政令指定都市であるが、1999年の新潟交通電車線廃止後は鉄軌道交通がJR線しかなく、公共交通網の整備・再構築が課題となっていた。
BRTの開業に先駆けて、8月30日には新潟市役所で出発式典が開かれ、新潟市長、Negicco、新潟交通関係者などによるテープカットが行われた。
(担当記者:W&オーシャン)
外部リンク:2015年9月5日 新潟のバスが変わります (新潟交通)
外部リンク:新たな交通システム 新潟市