大阪市中央区の千日前を代表する大型書店「ジュンク堂書店千日前店」(淳久堂書店千日前店、旧難波店)が3月21日を以て閉店する。
ジュンク堂書店千日前店。
大阪初のジュンク堂、「座り読み歓迎」が話題に
ジュンク堂書店千日前店はなんばグランド花月向かいの「Y.E.S.NANBAビル」1~3階にある大型書店。ビル内には「大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)」「NMB48劇場」などが入居する。
ジュンク堂書店の大阪一号店「ジュンク堂書店なんば店」として1996年11月に開業した。売場面積は約3,000㎡で、店内に多くの椅子を配置、「座り読み歓迎」のキャッチフレーズは開店当時話題となった。
店内には多くの椅子が設置されていた。
その後、JR難波駅そばにジュンク堂書店(約4,000㎡)が出店したことに伴い2009年7月からは「ジュンク堂書店千日前店」に改名していた。
近年は立地を生かすかたちでお笑い本・アイドル本を強化したり、店頭で様々な企画を実施するなどして話題を呼んでいた。
閉店は賃貸契約満了に伴うもので、契約の再延長はできなかったという。2013年にビルの所有者が吉本興業から他企業に移っていたことも影響していると考えられる。
なお、NMB48劇場など他テナントは今後もそのまま入居する。
店頭の閉店告知。
跡地は未定
ジュンク堂書店千日前店では、閉店する21日まで「千日前店スタッフ各々が本気で挑んだ、最後にして最高のフェア!本気で売っていたからこそ、最後の1秒まで売りたい本!」、「本気で謎解き本を売っていた担当からの最初で最後のナゾトキ!」などを開催中。
「最後の1秒まで売りたい本!」コーナー。
千日前で数少ない大型書店、またグランド花月前の一等地というだけあって跡地が注目されるが、店舗跡の活用方法はまだ発表されていない。
外部リンク:ジュンク堂書店千日前店