ジェットスター・ジャパン、2027年夏に新ブランド移行-豪カンタスグループ撤退、JAL系の新LCCに刷新で「銀+橙の機体」見納めに

オーストラリアの大手航空会社「カンタス航空」は、日本航空(JAL)などとの合弁で運航している日本最大級のLCC航空会社「ジェットスター・ジャパン」の株式を2027年6月をめどに全て売却し、同社の経営から撤退。これにより、ジェットスター・ジャパンはブランド名を変更する。

日本最大級のLCCとして親しまれたジェットスター

ジェットスター航空はオーストラリアに本社を置くカンタス航空のグループ企業であるLCC。
ジェットスター・ジャパンは2011年に設立、カンタス航空日本航空三菱商事、そして2012年に東京センチュリーリースが資本参加した。

銀色の塗装が特徴だったジェットスター。

重量を軽くするために塗装を減らした銀色のボディが特徴で、ジェットスター・ジャパンは日本国内とアジア各国路線を運航、地方空港にも広く就航していた。
同社のキャラクターであるレッサーパンダ「ジェッ太くん」をはじめとして様々なグッズも販売、人気を集めていたほか、2022年には大手免税店(元家電量販店)の「ラオックス」との提携も開始していた。

ジェットスター限定グッズ。

また、日本国内では豪州の「ジェットスター」本体がオーストラリア方面への便を、シンガポールの「ジェットスター・アジア航空」(消滅・後述)がアジア各地への便を運航しており、銀色+橙色の機体は日本各地で見ることができた。

手前は2022年以降の新塗装。

カンタス、豪州事業に集中-JAL系LCCにブランド刷新

カンタス航空グループは経営資源をオーストラリア事業に集中するため、ジェットスター・ジャパンの全株式売却を発表。今後は日本政策投資銀行が新たな株主として経営に参画する。
これにより、ジェットスターは筆頭株主であるJAL傘下の新LCCとしてブランド刷新する計画で、2026年10月に新ブランドを発表、2027年6月には株式の譲渡手続きと新ブランドへの移行を完了させる予定だとしている。

永年親しまれた「銀+橙の機体」成田・関空のみに

同じカンタス航空グループでは、シンガポールに拠点を置き日本にも就航していた「ジェットスター・アジア航空」が2020年7月に株式売却・消滅している。(同社のブランド名はパシフィック航空に変更)
永年日本で親しまれた銀色のボディであったが、今後、日本でジェットスター塗装の機体を見ることができるのは、ジェットスター本体が就航する成田空港・関西空港のみとなりそうだ。

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