流通大手「イオン」は同社連結子会社の東北地場大手ホームセンター「サンデー」を株式公開買付け(TOB)により完全子会社化する方針を2026年1月8日に発表した。
イオン系の東北地場大手ホームセンター
サンデーは1921年に創業した地場大手建築資材メーカー「吉田産業」のホームセンター事業会社「サンダイヤーズマート」として1975年5月に青森県八戸市で設立、同年10月に1号店を開店した。サンダイヤーズマートは1976年11月に現商号に変更、1983年6月には北海道に進出するなど北東北を中心に店舗網を急速に拡大した。
サンデーは2003年8月にイオンと資本業務提携を締結し、2005年7月には同社新業態「イオンスーパーセンター」東北店舗のDIY売場運営を開始、2006年4月にイオンの連結子会社となるなど関係性を強めた。その後も2010年12月の株式公開買付(TOB)で創業母体(吉田産業及び吉田興産協同組合)から株式の約20%を取得したことで、イオンが株式の約70%を保有する現況となった。
サンデーは2010年12月のTOB後も上場を維持。山形地場同業大手「ジョイ」の吸収合併に加え、プロ向け業態「DayPRO(デープロ)」やペット専門店「Zoomore(ズーモア)」といった東北ならではの積極的な新業態の開発を打ち出すことで当地を代表する地場系ホームセンターとして営業を続けていた。

ジョイ寒河江店(現サンデー寒河江店)。
イオン東北事業会社再編に続く改革に
イオンは2020年3月に同社東北地方食品スーパー地域子会社「マックスバリュ東北」に「イオンリテール東北カンパニー」を経営統合するかたちで「イオン東北」を設立、2025年3月にイオン東北とイオンスーパーセンターを経営統合するなど、経営環境に課題が残る東北事業会社の再編に取組んでいる。あわせて、同社は2025年7月に「イオンモール」「イオンディライト」を完全子会社化するなど親子上場解消を進めており、サンデーの完全子会社化に踏み切ったものとみられる。
イオンはイオン東北とサンデーの「双方の強みを融合した新たな店舗モデルづくりに着手」するとしており、サンデーとの約20年間にわたる共同運営体制を敷くイオンスーパーセンターや総合スーパー業態の再生を加速させることとなる。