マックスバリュ新宮杜の宮店、2024年9月20日閉店-NTT西日本APタウンの核、街区内から食品スーパー消滅

福岡県糟屋郡新宮町の西鉄新宮駅近くにあるイオン系大型食品スーパー「マックスバリュ新宮杜の宮店」が2024年9月20日をもって閉店した。

NTT西日本系再開発プロジェクトの商業核だった

マックスバリュ新宮杜の宮店は、2013年4月にNTT西日本(NTTアセットプランニング)系商業施設「NTT西日本APタウン新宮杜の宮」の食品核として開店。建物は平屋建で店舗面積は1,570㎡。施設の管理は地場建設会社「大石企画」が担う。
マックスバリュ新宮杜の宮店は開店以来、NTT都市開発が2007年10月に街開きを行ったNTT新宮無線送信所・運動グラウンド跡地再開発プロジェクト「ウェリスパーク新宮杜の宮」(総開発面積206,890㎡)内唯一の食品スーパーであったが、2024年8月に「2024年9月20日をもって閉店」する方針を発表。後継店が決まらないまま閉店を迎えることとなった。

NTTAPタウン新宮杜の宮(管理会社公式より)。

福岡東部有数の商業激戦区、明暗わかれる

マックスバリュ新宮杜の宮店周辺では、2010年3月の新宮中央駅開業にあわせ、2011年に複合商業施設「ライフガーデン新宮中央」、2012年4月に北欧系大型家具インテリア雑貨店「IKEA福岡新宮」、2016年3月にベイシア系ホームセンター「カインズ福岡新宮店」といった大型店が相次ぎ開店。
加えて、イズミ直営大型食品スーパー「ゆめマート新宮」やハローデイ系高級食品スーパー「ボンラパス新宮中央店」、コーナン系食品スーパー「HIヒロセ食の蔵新宮店」も相次ぎ開店したことで地域有数の商業激戦区となったが、ボンラパスがハローデイに業態転換、HIヒロセが撤退し後継として首都圏地場大手食品スーパー「ロピア福岡新宮店」となるなど、店舗間で明暗がわかれていた。
マックスバリュ新宮杜の宮店の閉店により、西鉄新宮駅半径1km圏内から大型食品スーパーが消滅することとなる。

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