浜松町バスターミナル、2020年9月30日閉鎖-世界貿易センタービルの2021年閉館を前に

東京都港区の浜松町駅・大門駅前にある「世界貿易センタービル」別館1階にあるバスセンター「浜松町バスターミナル」が、再開発のため2020年9月30日に閉鎖される。

世界貿易センタービル。

東京の南の玄関の1つだった

浜松町バスターミナルは世界貿易センタービル別館1階に立地。
世界貿易センタービル本館と繋がっており、建物を経由して浜松町駅・大門駅とも直結されていた。
バスターミナルは弘前、盛岡、徳島など全国各地に発着する高速バスが発着する「東京の南の玄関」の1つとなっているほか、はとバスなどバスツアーの案内所も設けられている。

浜松町バスターミナルの案内所。
(はとバス、京急高速バス、JTBサンライズツアー)

浜松町バスターミナルに乗り入れるバスは近く経路変更などがおこなわれるとみられるが、7月時点では多くの路線でバスセンター廃止後の対処についての発表はなされていない。

現・世界貿易センタービル、2021年度中に解体へ

浜松町バスターミナルの閉鎖は「浜松町二丁目4地区再開発」のため。
世界貿易センタービルは1970年に建てられたもので、老朽化により建物全体を建替えするため2021年度中に解体工事が開始される計画となっており、大型テナントの1つであった「文教堂浜松町店」が2020年7月6日に閉店するなど、テナントの撤退が進められている。今後、ビル内会議室の貸し出しについても2020年12月末で終了する予定としている。
追記:展望台は2021年1月31日に営業終了予定となっている。

建物前に掲げられた開発告知。

再開発後は39階建ての超高層ビルとなる予定であり、2020年現在は2021年春の開業を目指して南館の建設工事が進められている。
新たな建物はおもにオフィスとなる計画である。
なお、バスターミナル機能は、2027年度竣工予定である浜松町駅直結の別館に設けられる計画となっている。

新ビルの完成予想図(JR東日本リリースより)。

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