福岡県福岡市西区のイオン福重店跡に、総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ福岡福重店」が2019年6月27日午前8時に開店する。
MEGAドンキホーテ福重店。
イオン福重店跡に長崎屋の「MEGAドンキ」が新規出店
MEGAドン・キホーテ福岡福重店が出店する建物は1983年11月に、ダイエー傘下の流通大手「ユニード」が運営する総合スーパー「福重アピロス」として開店。運営会社再編の一環で1994年に「ダイエー福重店」に改称、2015年9月には「イオン福重店」に再度改称し営業を継続していたが、建物の老朽化や競争激化もあり2018年9月をもって閉店していた。
旧・イオン福重店。
その後、2019年2月にPPIHグループ(旧ドン・キホーテグループHD)の長崎屋が運営するメガドンキに改装されることが発表されていた。(詳細は過去記事を参照)
直営グローサラント併設食品売場に加え、20近い専門店も
MEGAドン・キホーテ福岡福重店は地上4階建、直営の売場面積は8,343㎡。
1階の長崎屋直営フロアでは、生鮮食品売場(青果・鮮魚・精肉・惣菜)に加え、ドンキ系企業各社によるグローサラント型業態「レストラウンジ」を展開。レストラウンジでは、食品売場でも販売される厳選食材を使用した焼き立てステーキ店「ステーキいただき!」、握りたて寿司・海鮮丼専門店「マグロ王」など、ライブキッチンを採用した複数の飲食店舗が導入される。また、焼き芋・タピオカ専門店「tapi-mo」など、ドンキオリジナルの充実した飲食メニューを提供するとしている。
2階の長崎屋直営フロアでは、コスメ、アパレル、バラエティグッズ、家電製品、家庭雑貨品といった商品を、ドンキならではの「宝さがし」を意識した空間で販売する。
多くのテナントも出店。
3階は専門店フロアとなり、家電量販店「ベスト電器」(原店から事実上の移転)、100円ショップ「ダイソー」、旧寿屋系のゲームセンター「パスカランド」、バローグループのスポーツクラブ「スポーツクラブアクトス Will_G」、携帯電話店「ソフトバンク」などの専門店が出店する。
別棟・ソフトバンク。西銀と塾の跡。
旧・ダイエー福重店の周辺には福岡地所の大型ショッピングセンター「木の葉モール橋本」(サンリブ)や「ミスターマックス橋本ショッピングセンター」(ハローデイ)、食品スーパー「サニー」、「マルキョウ」などが立地しており、イオンは老朽化に加えてそうした競合店舗に負けるかたちで閉館に至った経緯がある。
ドンキが競争の激しい地域市場に対してどのような影響をもたらすのか注目される。
近隣にあるミスターマックス・ハローデイ。
MEGAドン・キホーテ福岡福重店に出店するテナント一覧
1階フロア
- クリーニングの博栄(クリーニング )
- FBフレッシュフーズ(青果)
- 博多だるま(ラーメン)
- 銀志朗(お好み焼き)
- マグロ王(寿司・海鮮丼)
- ステーキ いただき!(鉄板焼き)
- くいなくいな (デリカキッチン)
- PIZZA FULL!(ピザフル!)(ピザショップ)
- チョウマソ(チーズハッドグ)
- tapi-mo(タピモ)(焼き芋&タピオカ)
- VERY VERY JUiCE(ドリンクスタンド)
- かぐわし屋(カフェ)
1階フロア(別棟)
- ペットショップワンラブ(ペットショップ)
- ソフトバンク・ワイモバイル(携帯電話販売)
- マックファミリー・ほしくま保育園(美容室&保育園)
3階フロア
- ダイソー(100円均一)
- ベスト電器(家電)
- パスカランド(ゲームセンター)
- スポーツクラブアクトス Will_G(フィットネス)
MEGAドン・キホーテ福岡福重店
住所:福岡県福岡市西区拾六町1-7-1
営業時間:午前8時~翌午前0時
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