両備グループ(岡山市)は、JR岡山駅近くにある旧「イトーヨーカドー岡山店」跡地の再開発計画を発表した。
イトーヨーカドー岡山店。
イトーヨーカドー岡山店はJR岡山駅から徒歩10分ほどの場所にある複合商業施設「ジョイフルタウン岡山」の核店舗。
ジョイフルタウン岡山(JT岡山)はJT岡山工場跡地に建設された複合商業施設で、1998年11月に開店。専門店を合わせた売場面積は19,162㎡だったが、2014年11月に僅か300m岡山駅寄りに「イオンモール岡山」(売場面積92,000㎡)が開業した影響もあり、2017年2月28日を以て閉店していた。
別館のアネックス棟には中国四国地方で最大規模の大型複合ゲームセンター「SEGA・岡山ジョイポリス」が核として入居していたが、そちらは営業を続けている。
奥に見えるのは岡山市役所、右側はジョイフルタウン岡山。
ジョイポリスは駅側にある。
両備グループが再開発-タワマン、商業施設など
両備グループは、2016年3月に三井系の不動産ファンドからジョイフルタウン岡山の信託受益権を86億8500万円で取得。今後の再開発も両備グループの主導で行われることとなる。
再開発の事業名は「杜(もり)の街づくりプロジェクト」。
核となるタワーマンションは高さ約134mで店舗棟も併設。このほか、商業・オフィス棟、ヘルスケア棟、立体駐車場なども建設され、下層階はショッピングセンターとする考え。
両備ホールディングスウェブサイトより。
景観デザインは両備グループやJR九州の車両などのデザインを手掛ける水戸岡鋭治氏が監修するという。
旧・イトーヨーカドー岡山店は、2018年1月ごろから解体される予定となっている。
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