札幌エスタ、2023年8月31日閉店-旧「そごう」再開発で超高層ビルに、ロフト・ビックカメラなどは移転

北海道札幌市中央区のJR札幌駅前にある大型商業施設「札幌エスタ」が、再開発のため2023年8月31日に閉店する。

札幌エスタ。

元札幌そごう、45年の歴史に幕

札幌エスタは1978年9月に百貨店「札幌そごう」を核とする商業ビル「札幌エスタ」として開業。そごうは北海道初出店だった。

札幌そごう(JR北海道リリースより)。

そごうは経営再建のため2000年12月に閉店、その後は専門店ビルとなっていた。建物は地上11階、地下3階で、延床面積は86,582㎡、JR北海道などが出資する札幌総合開発が所有する。
2023年現在はビックカメラロフト(2010年に札幌西武より移転)、ユニクロ・GUキャンドゥニトリナムコ、そごうを引き継いだ食品館などが出店している。
なお、バスターミナル部分は9月30日の閉鎖となる。

エスタ跡地に超高層ビル建設-ロフトは狸小路へ

閉店は北海道新幹線の開通を見越したもので、跡地は隣接地とともに「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発事業」による再開発がおこなわれ、清水建設などにより43階建て・高さ約245メートルの複合ビルが建設される予定となっている。 

再開発後イメージ(札幌市HPより)。

閉店に伴い、エスタ内の多くのテナントは近隣の建物へ移転。
そのうち「ビックカメラ」「ナムコ」は徒歩圏の「札幌東急百貨店」に、「ロフト」は2023年夏に狸小路近くに開業予定の商業ビル「モユクサッポロ」に移転する方針を発表している。

ビックカメラとナムコが出店する予定のさっぽろ東急。

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