豊田そごう・松坂屋跡、2022年春ごろリニューアル-「三越」「t-face専門店街」出店計画

愛知県豊田市の豊田市駅・新豊田駅前の豊田市駅西口市街地再開発ビル「t-face」にあった百貨店「豊田そごう」「松坂屋豊田店」跡の2階などに「名古屋三越」の店舗が、他のフロアに「t-face専門店街」が増床し、2022年春までにリニューアルオープンする方針であることが都商研の取材で分かった。

松坂屋豊田店・t-face。

2021年9月30日に閉店していた豊田松坂屋

松坂屋豊田店の前身である「豊田そごう」は豊田市駅西口市街地再開発ビル「t-face」の核店舗として1988年10月に開店。t-face全館の店舗面積は39,477㎡。そごうの経営破綻により2000年12月に一旦閉店し、その後はt-face専門店街が増床された。

豊田松坂屋・エントランス。

松坂屋豊田店は2001年10月25日に「t-face A館」に開店。松坂屋の店舗面積は18,000㎡。4月現在はA館1階から6階まで(+催事場8階)に出店しており、そごう時代の百貨店面積よりも狭かった。
しかし、業績の悪化などを理由に2021年9月30日を以て閉店した。

一部に三越が出店、残りは専門店街とする計画

都商研が関係者におこなった取材によると、豊田そごう→松坂屋豊田店跡の2階を中心に核テナントとして「名古屋三越」の中規模支店が出店する方針。また食品売場を含め、多くの売場はB館に出店する「t-face専門店街」が増床される計画だという。

名古屋三越 栄本店。

食品売場では既に「うなぎの杉政」をはじめ一部の専門店が残留・再出店することを決めている。

最終営業日の松坂屋食品館。
t-face専門店街・食品館とするべく改装が行われる予定。

百貨店としての面積は縮小されるものの、松坂屋の閉店後も豊田の百貨店の灯は守られることとなりそうだ。

追記:t-faceビルが10月1日に行った発表によると、名古屋三越のほかに成城石井GU丸善なども出店する。

三越豊田

住所:愛知県豊田市西町六丁目85-1 t-face A館 2階

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