さとう福知山駅前店、2019年秋閉店-さとう本店、48年の歴史に幕

京都府福知山市のJR福知山駅近くの通称サーファー通りにある総合スーパー「さとう福知山駅前店(福知山ショッピングプラザ)」が2019年秋に閉店し、近隣に食品スーパー「さとうフレッシュバザールお城通り店(仮称)」として移転する。
同店は、大手スーパー「さとう」(京都府福知山市)の本店であった。

さとう福知山駅前店。

さとうの本店、48年の歴史に幕

さとうは1666年に「佐藤呉服店」として創業。2019年で創業453年を迎える。2019年現在は関西地方と福井県に約70店を展開しており、イズミ(ゆめタウン)、平和堂、オークワ、ライフなどとともに「ニチリウグループ」の中核を担う。
さとう福知山ショッピングプラザは1971年4月に同社の本店格の旗艦店として開店した。建物は地下1階、地上4階で、売場面積は4,883㎡。現在は1階から3階までで営業している。テナントとして、セリア、手芸の丸十、フジタ時計店などが出店している。

現在は3フロアのみ営業している。

向かいには2010年までショッピングセンター「福知山ファミリー」も立地しており「サーファー通り」という通称の由来にもなったが、現在は解体されて駐車場となっている。

サーファー通りに面する入口。

さとうの建物も築48年を経て老朽化しており、解体されるとみられる。跡地の活用方法などは1月現在発表されていない。

徒歩圏に食品スーパー出店へ-事実上の移店

さとうは、福知山駅前店の閉店に合わせて同店から徒歩すぐの場所に「さとうフレッシュバザールお城通り店(仮称)」を出店することも併せて発表している。
同店はJR福知山駅そば、コーナン福知山店や北都信金近くのお城通りに面した場所に出店する。
平屋の食品スーパーではあるが、同社の創業の地・福知山の中心部の店舗は維持されることとなり、また買い物難民の発生も避けられることになる。

さとう、西舞鶴店も閉店-1月27日に

さとうは、舞鶴市における旗艦店であった「さとう西舞鶴駅前店」(旧・舞鶴ショッピングプラザ、1977年11月開店、売場面積7,703㎡)を2019年1月27日に閉店することも決めており、永年に亘って同社を支えてきた大型店の閉店が続くこととなった。

こちらも同市内に食品スーパーを出店させるほか、2000年より徒歩圏にショッピングセンター「さとうバザールタウン舞鶴」(売場面積11,874㎡)が出店している。

関連記事:MEGAドン・キホーテ福知山店、2016年9月22日開店-京都府北部初出店

このエントリーをはてなブックマークに追加