三越伊勢丹、銀座のマンションを取得-三越からのサービス提供で付加価値

三越伊勢丹不動産は、三井不動産レジデンシャルが建設している銀座の高級マンションを取得することを11月14日に発表した。

「三越と提携」で高級賃貸マンションに付加価値

三越伊勢丹不動産は旧・三越不動産を前身とする不動産会社で、2017年現在は三越伊勢丹HDが95パーセント、野村不動産が5パーセントを出資する。
同社が新たに取得する物件は、歌舞伎座北側の東銀座3丁目に所在する2018年3月竣工予定のマンションで、取得額は未公表。取得後はハイグレード賃貸マンション「ミレアコート銀座プレミア」(仮)として管理運用する。
徒歩圏にある三越銀座店からの各種サービス提供や施設利用などの協業をおこなうことで、物件の付加価値を高める。

ミレアコート銀座プレミア(ニュースリリースより)。

三越伊勢丹不動産では2015年以降、北参道や南青山でも物件を取得、高級賃貸マンション「ミレア」シリーズとして管理運用しており、マンションと百貨店との提携をおこなうことで物件の付加価値を高めつつ、保有資産のポートフォリオの組み換えを進めたい考えだ。

ニュースリリース:株式会社三越伊勢丹不動産による資産ポートフォリオ組み換え実施について(PDF:約822KB)
外部リンク:銀座三越
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