AKB48、沖縄・豊見城での総選挙開催中止へ-6月17日予定、梅雨末期の大雨で

沖縄県豊見城市の「豊崎海浜公園豊崎美らSUNビーチ」で6月17日に開催予定であった「第九回AKB48選抜総選挙」の野外開票イベントが、記録的な豪雨の影響を受け中止となった。

空梅雨の九州以北、一方で豪雨続く沖縄

今年(2017年)は、九州以北では「空梅雨」と言われるほど梅雨時期にしては雨量が少ないが、沖縄では梅雨前線が停滞し、記録的な豪雨が続いている。
沖縄県では6月17日も強い雨が予想されており、安全性を最優先にするため、前日の急遽の中止発表となってしまった。

開催予定会場も豪雨の影響に見舞われた。
AKB48劇場支配人・細井孝宏氏のツイッターより引用。

高い経済効果の選抜総選挙-2015年から地方開催

AKB48の選抜総選挙は2009年に初開催。
当初はCD購入による投票のみであったが、現在はモバイルサイトの会員登録など幅広く投票権が与えられており、総投票数は初期よりも大きく伸びている。
選抜総選挙は2015年からは地方開催となっており、2015年には福岡市、2016年には新潟市で開催。会場には国内のみならず、世界各国のファンが集結し、2016年の新潟市の試算では、経済波及効果は15億以上と見込まれた。
とくに、沖縄は観光地という性格が強く、さらに日帰り帰宅が難しい地域が多いため地元での飲食、宿泊、観光などの経済波及効果が非常に大きいと見られ、それだけに地元からは残念に思う声も大きいであろう。
一方で、この記事の沖縄県は梅雨末期の豪雨に見舞われることが多く、この時期に野外開催を決めた運営の見通しの甘さにも問題があったと言わざるを得ない。
なお、開票は屋内で、無観客で実施されることになるという。史上初の事態に、HKT48メンバーでもありHKT48劇場とSTU48劇場の支配人を務め「運営側」の立場でもある指原莉乃などからは不安の声もあがっている。

開催中止で後日の”沖縄ライブ開催”も

AKB48運営では、総選挙の通しチケットを持つファンにはAKB48劇場、SKE48劇場、NMB48劇場、HKT48劇場、NGT48劇場、いずれかの公演を高確率で見ることができる「100発98中権利」の進呈をおこなうほか、開票イベントチケットを持つファンには全国の劇場で開票イベントのパブリックビューイングが見れるように調整しているという。
また、沖縄県のファンに対しては、今後改めて沖縄でコンサートの開催が出来るように関係各所と協議を進めていくとしている。

外部リンク:6/17(土)「AKB48 49thシングル選抜総選挙」開催中止のお知らせ (AKB48オフィシャルブロク)
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