高松琴平電鉄では、10月23日に新装オープンする瓦町駅ビル「瓦町FLAG」の開業に先立ち、9月より瓦町FLAGラッピング電車「FLAG号」を運行している。
10月10日には、この車両を利用したイベント列車が運行された。
FLAG号。もと京浜急行の車両。
車内にスタバ、ビームス…前代未聞のPRトレイン
イベント列車は琴平線の高松築港-仏生山間を運行。
車内では、スターバックスコーヒーやビームス、ジュンク堂書店などといった出店店舗が商品の販売、展示も行った。
イベント当日のFLAG号車内。
琴電では瓦町FLAGに協賛したイベントを今後も実施し、23日からはオリジナル限定IruCaが発売されるほか、11月3日までFLAG全館においてIruCaポイント5倍キャンペーンが実施される予定となっている。
JR三江線の廃線を検討-JR西日本、2017年にも
JR西日本がJR三江線を廃止する方針であることが明らかになった。
JRグループが100km以上の長大路線の全線廃止を表明したのは、新幹線の並行在来線を除くと21世紀になって初となる。

JR三江線。
開通から僅か40年、役目果たせず
三江線は、広島県の三次駅から島根県の江津駅を結ぶ108.1kmの路線。
山陰と山陽を結ぶ、いわゆる陰陽連絡線の1つで、1975年に全通した。 しかし、全通時には既に輸送の主役は自動車となっており、定期優等列車は運行されることはなかった。
現在は全ての列車が原則としてキハ120形の1両編成で運行されており、全線通しで運行される列車は2往復のみ。JR西日本では最も輸送密度が低い路線となっている。

終点となるJR三次駅。
利用者の低迷を打開するために、地元自治体とJR西日本で作る「三江線活性化協議会」は、7月には宝探しイベントを開催、9月には神楽列車を運行するなど、沿線でのイベント実施や、団体列車の運行を企画。利用者の確保に努めてきた。
一方で、三江線は度々災害により不通となっており、近年は2013年8月の豪雨で大きな被害を受け、2014年7月までの長期に亘り一部区間が普通となっていた。
また、2015年9月28日には、増発を要望してる地元に対して、JR西日本側が「増発には行き違い設備の復活のために約17億円の費用がかかるために困難である」との試算を発表したばかりだった。
JRおおいたシティ、半年で入場者1400万人-年間目標を達成
2015年4月に開業したJR大分駅ビル「JRおおいたシティ」が好調だ。
JR九州の発表によると、半年の来館者は年間目標の1100万人を上回る1400万人超。
これは、全大分県民が半年間で11回訪問した数に当たる。

JRおおいたシティ。
県都の顔となるべく「風格」を備えた新駅ビル
大分駅ビルは大理石の床や木を用いた格子天井など上質感のある「JR九州らしさ」をふんだんに盛り込んだ造りとなっており、開業時のプロモーション広告「ひらけ☆おおいた」も、第4回 ジャパン・シックスシート・アワード銅賞を受賞するなど話題を呼んだ。

JRおおいたシティ館内(1階の大分駅コンコース)。
イベントで「人の集まる駅」に-広域集客にも成功
4月16日の開業以降は、駅前広場「タイムズスクエア」でのコンサートや、8階の「シティ屋上ひろば」での農業体験や手作りワークショップを実施しており、イベントによる集客力も大きい。
更に、東九州自動車道の開通と高速バスの運行開始・増便、 そして、中心市街地での大分県立美術館(OPAM)の開館などもあり、 これまで大分市にあまり来ることのなかった宮崎県などからの広域集客にも成功している。

人気を呼んでいる屋上ひろば。
「街づくりの核」として商店街、百貨店にも相乗効果生む
また、中心商店街にも好影響が生まれている。
駅に近い東九州最大の百貨店「トキハ本店」は、 駅ビル開業に備えた改装が好評で、特に地階の食品売場は前年比約7%の売上で推移。
駅に繋がる中心商店街のセントポルタ中央町では、空き店舗が殆ど解消されたほか、 地価も24年ぶりに上昇に転じた。駅から徒歩10分ほどの距離にある歓楽街の都町の地価も上昇している。

改装と駅ビル効果で好調のトキハ本店。
JRおおいたシティでは、これからも地域に密着した経営を行う方針で、
10月10日からは屋上で大分県名産「秋のしいたけ祭り」を開催。
シイタケのつかみ取り、試食などが実施されるほか、レストラン街でも「大分県産しいたけフェア」を実施中で、全国のシェフが考案した 様々なしいたけメニューを食べることが出来る。
「しいたけフェア」の期間は11月20日までとなっている。
外部リンク:JRおおいたシティ
