福岡県行橋市の顔である「行橋駅前通り」(県道211号・行橋停車場線)が拡幅されることが決まった。
行橋駅前通りは行橋駅東口から旧国道10号線(県道28号)まで東西550mに伸びる道路。一部に片屋根式アーケードがある商店街となっており、1960年代より拡幅が計画されてきたが、実現していなかった。
行橋駅前通り。奥に見えるのは行橋駅。
行橋市は北九州市のベッドタウンであり、商店街周辺にはマンションが立ち並んでいるほか、行橋駅も1999年に高架化されるなど駅周辺の整備は進んでいる一方で、中心商店街からは行橋寿屋百貨店・寿屋キッド行橋店、そうごデパートなどの大型店が相次ぎ撤退、客足が減っていた。
行橋駅。
今回の拡幅では、車道の幅(片側1車線)は変わらないものの、歩道を倍ほどの広さにするという、歩行者の利便性を重視したものとなる。
行橋駅前通り。歩道は非常に狭い。
近年、駅前通りに面して建てられた銀行や高層マンションなどは都市計画によりあらかじめセットバックして建てられているものが多い一方で、古い商店や商業ビルは歩道に面して建築されており、工事を機に撤退する商店が数多く出ることも予想され、商店街の賑わいが戻るかは未知数だ。
拡幅工事は2021年の完成を予定している。
(担当記者:W)
設備撤去進む高千穂鉄道跡-高千穂駅舎も近く解体か
旧高千穂鉄道の廃線跡撤去が本格化し、高千穂駅も近いうちに解体される方針であることが分かった。
高千穂鉄道、撤去本格化
高千穂鉄道は延岡-高千穂間を結ぶ第三セクター鉄道で、旧国鉄高千穂線。熊本方面への延伸工事も行われていたが、水脈を分断したことによる大規模な出水事故と国鉄再建法により工事は中止され、1989年に第三セクター化された。
高千穂鉄道となったのちは快速列車やトロッコ列車の運行も行い、観光客に人気の路線となっていた。しかし、2005年9月6日の台風水害により全線不通となり、そのまま廃止となった。
旧高千穂駅。
現在も鉄道設備の多くはそのまま残されており、高千穂駅舎も地元住民の反対などにより解体が延期されていたものの、地元メディア・ケーブルメディアワイワイによると、老朽化が著しく、高千穂町は早ければ本年度内にも解体する方針を固めたという。
延岡側においても鉄道施設の撤去工事が進んでおり、行縢橋梁なども本年度内に撤去される予定。

当時のまま残る高千穂駅構内。
駅設備も、既に延岡駅、行縢駅、日向岡元駅、川水流駅の撤去が完了したほか、来年度は西延岡駅、上崎、早日渡駅の撤去が予定されており、2020年頃までに駅舎や線路、橋梁などの解体撤去はほぼ終了する予定。
一方で、解体された駅跡地の有効活用は進んでおらず、2015年現在は川水流駅跡が多目的広場として整備されたのみとなっている。

線路やホームが残る西延岡駅。
なお、温泉施設がある日之影温泉駅は撤去されずにそのまま利用されているほか、高千穂あまてらす鉄道による高千穂-天岩戸間のトロッコ列車運行は今後も継続して行われる。
また、日向八戸駅-吾味駅間は遊歩道として整備されており、土木遺産となっている吾味駅近くの第三五ヶ瀬川橋梁も撤去しない方針となっている。
高千穂駅は現在、トロッコの発着駅となっており、また、地元民や観光客からは解体しないで欲しいという声も大きいため、今後の推移が注目される。
※現地取材と「ウイング2015年9月号」(ケーブルメディアワイワイ発行)による。
イオンスーパーセンター古賀店、8月31日閉店
福岡県古賀市舞の里の「イオンスーパーセンター古賀店」が8月31日午後9時に閉店した。

31日に閉店したイオンSuC古賀店。
イオンスーパーセンター古賀店は地上2階建で、店舗面積は約10,000㎡。
当店舗は1996年6月にダイエーグループの「ハイパーマート千鳥店」として開業。当時はスロープ式エスカレーターを備える、ワンフロアの欧米型ディスカウント業態として注目を集めたが、ダイエーの経営悪化や店舗再編に伴い2000年に閉鎖した。
その後、2002年にイオングループの「ホームワイド」(2007年にイオン九州と経営統合)により、ホームセンターの商品に加えて衣料品・食料品の販売も行う実験店「スーパーセンターホームワイド古賀店」を開設。運営企業の経営統合もあり、2008年に現店名に変更した。
2012年に1kmほどの距離にイオンモール福津が開業した際には、100円ショップ「ダイソー」やアウトレット家具店「ディッグ(dig)」などを入居させる全面改装を実施していたが、改装からわずか3年での閉店となった。
閉店後の跡地活用に関する具体的な計画は発表されていない。
(担当記者:H)
外部リンク:スーパーセンター古賀店公式ホームページ
(閉店後はリンク切れとなります)
カリーノ天文館、1階以外の店舗なくなる
テナントの撤退が相次いでいた鹿児島市天文館の大型ファッションビル「カリーノ天文館」の営業フロアがついに1階のみとなった。
ラララグループ・寿屋が総力をかけたファッションビルだった
「カリーノ天文館」は九州最大の流通企業だった「ラララグループ・寿屋」傘下の婦人服店「ぶーけ」が1999年に開業させたファッションビルで、地下1階、地上7階の大型店舗。
現在もラララグループ(寿屋)の後継企業である「カリーノグループ」が運営している。

カリーノ天文館。
競争激化、テナント撤退相次ぐ-市街地同士での競合も
カリーノ天文館にはかつて寿屋系列やそのFCのファッション店に加え、大型テナントの「無印良品」、「ムラサキスポーツ」などが入居していたが、2004年のアミュプラザ鹿児島、2007年のイオンモール鹿児島の開店に加え、近隣のファッションビル「タカプラ」が改装を行うたびにテナントが退店していた。
2012年には6階にライブ劇場と休憩スペースを設置するなど意欲的なテナント誘致と改装が行われてきたが、2013年ごろからはテナントの撤退に拍車がかかっていた。
営業時間も21時閉店→18時閉店に
現在、営業しているのは1階の7店舗のみで、そのうち多くは親会社のカリーノグループ(旧ラララグループ寿屋)系列の企業が運営する店舗。営業時間も21時閉店から18時閉店に短縮されている。なお、休日のみ、2階の催事スペースも営業している。
一方で、殆どの店舗が退店したことで大型テナントの誘致も可能な状態となっており、今後の動向が注目される。
外部リンク:カリーノ天文館
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